2020年9月にPOCOが発表したミドルレンジスマートフォン「POCO X3 NFC」
2万円台ながらも、リフレッシュレート120Hz、64MPをメインに含む4眼、Snapdragon 732Gとバランスの取れた使い勝手の良い端末となっています。
目次
POCO X3を3行でまとめると
- 現状、2万円台最高レベルの高コスパ端末
- 必要十分な処理性能(Snapdragon 732G)とカメラ性能(6400万画素を含む4眼)
- デュアルステレオスピーカー、イヤホンジャック搭載、顔認証、側面指紋認証、防水防塵対応
POCO X3 NFCのスペック
詳しいスペックは下記をご覧ください。POCO X3 NFCのパッケージと付属品
黒と黄色のデザインのパッケージ僅かに他のXiaomi端末のパッケージよりも大きいですが、変わりはほとんどありません。
POCO X3の付属品は以下の通りです。
- 保護フィルム(貼付け済み)
- 保護ケース(TPU素材)
- ACアダプター
- USB Type-Cケーブル
- SIMピン
- ユーザーガイド
- 保証書
安価ながらもACアダプターは最大33Wの対応している高速充電器が付属してきます。
POCO X3 NFCのデザインをチェック
背面は存在感のあるカメラとPOCOの大きなロゴが特徴的また、筐体にはP2Iナノコーティングが施されており水を弾く仕様になっています。あくまでも撥水であり防水ではありません。
背面パネルはガラスではなくプラスティックっぽい素材で指紋もやや目立ちます。
安価な素材を原因かは不明ですが、動画再生時に音量を大きくすると背面パネルから音の振動が伝わってきて、やや不快です。
今までXiaomi端末を10台以上使用していますが、この振動の伝わり方を感じたのは初めてです。
カメラの出っ張りは厚く、1円玉2枚分とほぼ同じ厚さです。
カメラが背面中央にあるため机などに置いた際にガタガタとはしませんが、持ち方によっては指があたり気になるかも、、、
フレームも背面同様にメタリック調のプラスティックっぽい素材
カラーも背面と同様でメリハリがなく、安っぽさを否めません。
左側面はSIMスロットは配置し、右側面には音量ボタンと指紋認証センサーを配置
SIMトレイはNanoSIM×2またはNanoSIM+MicroSDのタイプ
パンチホールは中央上部に配置
ベゼルも気にならない程度の薄さで画面占有率は比較的高いです。
筐体下部には、スピーカー、イヤホンジャック、USB Type-Cポートを搭載
欠点の一つですが、筐体重量が219gとかなり重い!(保護フィルム+SIMカード2枚挿入時)
POCO X3の前に同じくミドルレンジ機の「OPPO Reno3 A(173g)」を使用していたため慣れるまで重さを感じました。
POCO X3 NFCの対応バンド
グローバル版POCO X3の対応バンド(周波数)は以下の通りです。4G | 1/2/3/4/5/7/8/20/28/38/40/41 |
バンド1(全国区)やバンド3には対応していますが、都市部の屋内や地方を担当するバンド19(プラチナバンド)には非対応。
au
バンド1(全国区)やバンド28(プラチナバンド)には対応していますが、主要周波数帯プラチナバンドのバンド18には非対応。地下や人混みでは繋がりにくくなるかも。
Softbank
バンド1(全国区)やサブバンド3、プラチナバンド8、TD-LTEのバンド41にも対応。全国的に快適に利用することができます。
楽天モバイル
自社回線(使い放題エリア)のバンド3に対応。しかし、パートナー回線(au)のバンド18には非対応。楽天回線エリアから外に出たた使えなくなってしまいます。
私は、楽天モバイル(MNO)とmineo(Softbank回線・データSIM3GB)でPOCO X3を使用しています。
楽天モバイルで通話・データ使い放題を使用しつつ、パートナー回線(au)のバンド18には非対応のため、楽天回線エリア以外でも使用できるようにmineoのSoftbank回線、データ通信のみで3GB毎月990円のデュアルSIMで運用中。
基本的に中華スマホを使用する際は、上記2つのSIMで対応しています。
MIUI 12 日本語完全対応
まず、POCO X3は言語・地域で日本・日本語に設定できます。設定などの日本語も自然に翻訳されておりバッチリ!
プレインストールアプリも少なく、グローバル版では最初からGoogle PlayストアなどGoogleサービスがインストール済み。
プレインストールアプリとして、ゲームが数種類インストールされていますが簡単にアンインストールできました。
指紋認証と顔認証
指紋認証は側面にセンサーが配置されており、認証方式をタッチor押すで選択することができます。
わざわざ押すことなくタッチで解除されるのは便利
顔認証はマスクをした状態でも確度によっては解除がされました。
Bluetooth認証は、設定しているデバイスがBluetoothがONの状態でPOCO X3の近くにある際にPOCO X3が自動でロック解除されるもの。
指紋認証、顔認証、Bluetooth認証は反応スピードが早く、ストレスを感じることはありません。
リフレッシュレート120Hzに対応
リフレッシュレートは60Hzと120Hzに切り替えが可能
また、ダークモードや読書モードなど複数の表示モードが利用でき、ディスプレイの色合い調節も「配色」を設定することができます。
Twitterやブラウジングなどスクロールの多い操作をする際は120Hzのメリットを大きく感じます。
スムーズで滑らかな描画でユーザー体験を高めてくれます。
液晶ディスプレイながらも2万円台の価格で120Hzは非常に魅力的です。
POCO X3 NFCのバッテリー性能
筐体重量が重いことにも触れましたが、それとは引き換えに大容量バッテリーを搭載。
電池持ちの悪さを感じることもなく、1日を通して使い倒しても余裕でバッテリーが持ちます。
ただし、リフレッシュレート120Hzで3Dゲームをプレイするとバッテリーの減り具合が目立ちます。
33Wの急速充電では、30分で62%、100分で満充電が可能です。
POCO X3 NFCのAntutuスコア
CPUスコアは「98,910」
GPUスコアは「75,436」
NEMスコアは「47,704」
UXスコアは「51,791」
POCO X3はSnapdragon 732Gを初めて搭載
Antutuスコア的にはSnapdragon 765G(約34万点)には及ばないものの、Snapdragon 730G(約27万点)を僅かに超える性能です。
立ち位置はミドルレンジ上位帯と言ったところでしょう。
POCO X3でPUBG MOBILEを実際にプレイ
ゲームパフォーマンスを最適化したり、着信や通知のブロックが可能です。
クオリティは「HD」まで、HDR、FHD、UHDを設定することはできません。
フレーム設定は「ウルトラ」まで。
Snapdragon 732Gですが、ストレスを感じること無くサクサクとプレイすることができます。
また、リフレッシュレート120Hz対応のため、ヌルヌルとした滑らかな描画も体感できます。
2試合ほどプレイしましたが、過度な発熱も感じることはありませんでした。
POCO X3 NFCのカメラ性能
様々なシーンでの利用ができるカメラが一つの魅力。
以下、同じ撮影場所から超広角、等倍、5倍、10倍で撮影した写真です。
ズーム撮影
下の等倍と比較すると広い画角を撮影できるのが一目瞭然
やや手ブレが気になりましたが、10倍でもギリギリ実用可能なライン
夜景撮影
食べ物撮影
マクロ撮影
お札の細かい模様もボケることなくハッキリと撮影できています。
ポートレート撮影
人物だけでなく、モノにも対応しており、ポートレートで撮影した写真は撮影後にピントを変えたりボケ感の強弱を調整することができます。
POCO X3 NFCの実機レビュー まとめ
Snapdragon 732Gを搭載し、普段使いで困ることのないパフォーマンスとリフレッシュレート120Hzの6.67インチ大型ディスプレイ。
多くのシーンでの撮影が可能な6400万画素を含むクアッドカメラに、5,160mAhの大容量バッテリーと33W急速充電
その他、IP53の防水防塵性能と3.5mmイヤホンジャック搭載に、デュアルステレオスピーカー、顔認証、側面指紋認証とポイントを抑えた必要十分なスペックです。
なおかつ、価格は2万円台後半とコスパに非常に優れています。
日本でも発売されている「Redmi Note 9S」とスペックと価格は近いですが、どちらの面でも「POCO X3 NFC」が上位互換となっています。
数量限定で通常価格299ドル(約31,300円)が17%OFFの249ドル(約26,000円)にて販売中です。
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