スマホは年々、新しいモデルが発売されるとディスプレイの大型化に伴い本体も大きくなり、片手で持って操作をすることが難しくなってきています。
ディスプレイが大きくなることは喜ばしいことなのですが、片手で持っても落としそうになる心配のないスマホがいいなと思ったことはありませんか。
そんな思いを叶えてくれるサイズ感を継承しつつ、スペックをアップデートさせたスマホがXperia Aceです。
目次
Xperia Aceを3行でまとめると、、、
- 片手で使えるサイズ
- 上位モデルに匹敵するカメラ性能を搭載
- 小さいからといって妥協しないこだわりのハイスペックスマートフォン
Xperia Aceのファーストインプレッション
Xperia Aceの基本情報:スペック
価格 | 48,600円 |
OS | Android 9 |
SoC | Snapdragon 630 |
RAM | 4GB |
ROM | 64GB 外部メモリ 512GBまで |
Antutuスコア | – |
ディスプレイ | 5.0インチ 液晶トリルミナスディスプレイ for mobile |
カメラ | アウト:12MP F値/1.8 イン:8MP F値/2.4 |
バッテリー | 2,700mAh |
カラー | Purple、White、Black |
重量 | 154g |
対応バンド | ドコモ |
Xperia Aceのデザイン
片手でも使いやすいデザインを継承したモデル
SONYではこれまでも、ハイスペックモデルのXperiaと、上位モデルに匹敵するスペックを搭載しさらに使いやすさを追求したXperia Compactを発売してきました。前モデルから受け継がれるコンパクトさと、最新のスペックと新しい性能を搭載して登場したのが、Xperia Aceです。
Xperia Aceは高さが140mm、幅が67㎜、厚さが9.3㎜で、前モデルのXperia XZ2 Compactより、高さが5mm、幅が2mmほど大きくなりましたが、厚みが2.8㎜も薄くなったため、手に持った時の感覚は「さらに持ちやすくなった」という印象です。
片手でのディスプレイ操作だけではなく、指紋センサーの配置も、片手で操作することを意識した場所となっています。
コンパクトなスマホだと、どうしてもスペースの制約からスペックを犠牲にせざるを得ないのですが、SONYはスペックを犠牲にせずに搭載できる最高のスペックでXperia Aceを発売したのです。
今までもコンパクトサイズのXperiaを使い続けて来ている人も、十分満足できるスマホに仕上がっているといえるでしょう。
Xperia Aceの性能
ついにXperia コンパクトシリーズにも搭載されたカメラ新機能
Xperia Aceには、Xperia1にも搭載されているハイブリッド手ぶれ補正機能が搭載されました。このハイブリッド手ぶれ機能は、薄暗い場所での動画撮影時に、光学式と電子式の2点から手ぶれを補正し、鮮明な動画を撮影することを可能にした機能です。
このハイブリッド手ぶれ補正機能は動画の撮影時だけとなりますが、写真の撮影時には光学式の手ぶれ補正が機能するため、夜景なども手ぶれ補正機能とF値1.8のメインカメラで、失敗することなく思い出の一枚を残すことができます。
さらに写真撮影時には、撮影シーンに合わせた適切なカメラ設定を13種類も用意。さらに4つのコンディションも自動で選んでくれるので、被写体の特性を活かしたモードで撮影することができます。
Xperia Aceのカメラ機能はメインカメラだけではなく、セルフィー撮影用のインカメラにもいろいろな機能を搭載してきました。
撮影シーンにあわせて120度の超広角撮影と、人物をメインとして撮影できるように80度の標準モードをカメラアプリで簡単に切り替えられるので、どのように撮影しようか考えて選ぶことができます。
液晶テレビで培ったノウハウを詰め込んだディスプレイ
Xperia AceではOLEDディスプレイは搭載していませんが、映像技術は液晶テレビを発売しているSONYにとっては得意なフィールドです。その映像技術をもったいぶらずに取り入れたのが、トリルミナスディスプレイ for mobileです。これによって映し出された映像の色をしっかりと再現することが可能になり、これが液晶ディスプレイかと疑ってしまうような映像美を手に入れました。
さらに本体を高さ方向に伸ばすことで、本体の横幅をほぼ変更せずに5.0インチもの大型ディスプレイを搭載することに成功。アスペクト比は18:9と、普通のスマホと同じ比率を実現しました。
コンパクトゆえのお助け機能
いくら片手で持てるからといっても、どうしてもディスプレイに指が届かない人もいるかも知れません。でもXperia Aceにはサイドセンスと片手モードで、しっかりカバーしてくれます。サイドセンスは自分の使い方を学習して、次に起動したいアプリなどを予測して表示してくれる賢い機能です。しかも片手で操作ができるので、次のアプリを起動するために両手を使って操作する必要はありません。
ディスプレイの操作をできるだけ片手で済ませたい人は、画面を縮小して左右のどちらかに寄せることができる片手モードを利用すれば解決です。これなら握っている手の親指を使って、操作することができます。
片手モードのような機能はXperia Aceのようなコンパクトなスマホだったら、搭載する必要がない機能といえます。ですがSONYはこの機能を不要と考えず、搭載することで利用者が自由に選択できる環境を残したのです。
まとめ:Xperia Aceは買いか否か
ミドルレンジモデルに仕上がったXperia Aceは、コンパクトなスマホが欲しい、片手で操作ができるスマホがほしいという人には購入すべきスマホです。ただどうしてもハイスペックなスマホがいい、動画撮影や写真撮影なども多機能でAIの補助や暗い場所でも撮影できるようなモデルを求めている方には、ちょっとオススメできません。
ただ片手で操作できるサイズのスマホは、絶滅危惧種ともいえるので今後もこのXperia Compactシリーズは引き続き発売し続けてもらいたいものです。