
OPPOは2月24日、OPPO Find X5シリーズのローンチイベントを開催し、最新フラグシップ機「OPPO Find X5」および「OPPO Find X5 Pro」を正式発表しました。
本記事では上位モデル「OPPO Find X5 Pro」のスペックをお伝えします。
OPPO Find X5 Proのスペック

前世代比でパフォーマンスが30%向上、省電力性が25%向上しています。
メモリは12GB(LPDDR5)、ストレージは256GB(UFS 3.1)で12GB+256GBの1モデルのみ用意。なお、microSDカードには非対応です。(※中国版ではストレージ512GB有り)
カメラスペックを底上げ

メインカメラと超広角カメラに採用されているIMX 766は、OPPOとSONYが共同開発した、10億色の表現が可能なイメージセンサーで、画素数は5000万画素、センサーサイズは1/1.56型となっています。
これらのカメラ構成は前モデル「OPPO Find X3 Pro」で採用されていたハードウェアと同じになります。特に望遠レンズは50mm光学2倍となっており、他のフラグシップ機と比較すると弱さが否めません。
採用されるイメージセンサーの進化はないようですが、後述するHasselbladとの提携および独自NPU「MariSiliconX」の搭載で、カメラ性能を底上げしています。
独自NPU 「MariSilicon X」を搭載

MariSilicon Xは、「Find X3 Pro」の4倍となる20bit 120dbのダイナミックレンジでの撮影および、4K動画のリアルタイムでのRAW処理をサポート。また、RGBと白の情報を別々に処理できるRGBW Proモードを提供します。
さらに、AIによるノイズリダクション、より良い色再現、HDR、改善されたディテール、ダイナミックレンジなどの様々なアルゴリズムを適用させることができるとしています。
カメラメーカー「Hasselblad」と提携

5軸光学式手ぶれ補正(OIS)を搭載

ジャイロスコープが手ブレデータを取得し、独自のアルゴリズムを使用して手ブレデータを分析し、レンズとセンサーに搭載されたそれぞれの可動コンポーネントに手ブレデータを送信。
すると、レンズ側とセンサー側の計2つの可動コンポーネントが駆動し、手ブレを補正します。
5軸光学式手ぶれ補正(OIS) は一般的な光学式手ブレ補正(OIS)と比較して、補正能力が65%向上し、補正精度は3.5倍向上。また、最大手ぶれ補正角度は±3°に達するとしています。
6.7インチWQHD+解像度で120Hz駆動

80W急速充電と50Wワイヤレス充電に対応


同社によると、12分で50%まで充電できるとしています。
また、50Wワイヤレス充電にも対応し、47分で満充電することができます。
OPPO Find X5 Proの価格

筐体サイズは、163.7×73.9×8.5 mm。重さは218g。生体認証は顔認証とディスプレイ指紋認証に対応。
その他、デュアルSIM対応、ステレオスピーカーを搭載し、IP68の防水防塵等級に準拠しています。
筐体カラーはブラックとセラミックホワイトの2色を用意(※中国版ではブルーが有り)
ヨーロッパでの価格は、12GB+256GBで1,299ユーロ(約165,000円)
中国での価格は12GB+256GGBで6,299元(約114,300円)、12GB+512GBが6,799元(約123,500円)となっています。(※ストレージ512GBは中国版のみ)