
国内ではau限定発売の「OPPO Find X2 Pro」。
「OPPO Find X2 Pro」のスペックは、
SoCがSnapdragon 865、メモリが12GB、内蔵ストレージが512GBと、現時点では最高峰の性能です。
Find X2 Proはauでは92,040円で販売され、Snapdragon 865搭載機の中では断トツにコストパフォーマンスに優れています。
この価格で9,000円近くする65Wの急速充電器まで同封されていいるのですから、驚きを隠せません。
この記事では、Find X2 Proを実際に使ってみて感じた良い点・悪い点をレビューしていきます。
目次
- 1 OPPO Find X2 Proを3行でまとめると
- 2 OPPO Find X2 Proのスペック
- 3 OPPO Find X2 Proのパッケージと付属品
- 4 OPPO Find X2 Proのデザイン・外観をチェック
- 5 OPPO Find X2 Proの対応バンド(周波数)
- 6 OPPO Find X2 Proのディスプレイ
- 7 OPPO Find X2 Proの65W急速充電を検証
- 8 OPPO Find X2 Proの電池持ちを検証
- 9 OPPO Find X2 Proのディスプレイ内指紋認証と顔認証の認証精度・スピード
- 10 OPPO Find X2 Proの性能をチェック
- 11 OPPO Find X2 Proのカメラ性能をチェック
- 12 【まとめ】 OPPO Find X2 Proはどんな人にオススメか?
- 13 【まとめ】OPPO Find X2 Proがおすすめできない人
- 14 OPPO Find X2 Proの販売サイト
OPPO Find X2 Proを3行でまとめると
- Snapdragon 865を搭載したOPPOの5G対応スマートフォン!
- 65Wの急速充電に対応し、約38分でフル充電可能!
- 512GBの内蔵ストレージ搭載で動画や写真をたっぷり保存可能!
OPPO Find X2 Proのスペック
詳しいスペックは下記の記事でご確認ください。OPPO Find X2 Proのパッケージと付属品

しかし、OPPO Reno3 Aあたりから、一般的なサイズに変更。
OPPO Find X2 Proの外箱は青を基調とした美しいデザインです。
キャリア端末(Android)としては、珍しいシュリンク包装。
筆者の利用したauショップの店頭にはブラックカラーのデモ機しかなく、実機を見れずにオレンジカラーを購入することになりました(泣)

- ACアダプター
- USB Type-Cケーブル
- イヤホン
- イヤピース
- SIMカードスロット用ピン
- 透明の保護ケース(TPU素材)
- クイックスタートガイド
- ご利用にあたっての注意事項
ただし、海外版のFind X2 Proで同梱されている、予備のフィルムは入っていません。

充電ケーブルは通常のものより太めです。
OPPO Find X2 Proのデザイン・外観をチェック

Find X2 Proのディスプレイは、両サイドがエッジ状に湾曲しているため、ほぼフラットなGalaxy S20+ 5Gと比べると使いにくいです。
Find X2 Proの重量は200g以上、横幅は約74.4mmと、Galaxy S20+ 5Gと比べて大きくて重いにも関わらず、背面がカーブがかっているため、Galaxy S20+よりもFind X2 Proの方が持ちやすく、ホールド感があります。
222gのGalaxy S20 Ultraは非常に重いと感じましたが、200gのFind X2 Proは重心のバランスが良いこともあり、予想していたほど持ちにくくはありませんでした。

カラーはオレンジというよりも、フラミンゴと表現した方が良さそうです。

isai vividの背面はビニールっぽさがありましたが、
Find X2 Proの背面は質感が良く、触り心地も良好です。

オレンジカラーと比べると、厚さは約0.7mm薄いものの、重量は約17g重くなっています。
カラーによってここまでサイズ・重量が異なるスマートフォンは珍しいのではないでしょうか。
続いて、側面です。
端末側面の金属部分もオレンジ色です。
基本的な配置はOPPO Reno 10x Zoomと変わりません。

OPPOのグリーンカラーが目立ちます。


microSDカードは利用できません。
Find X2 ProはIP68の防水・防塵に対応しているため、、SIMトレイに防水用パッキンが付いています。


OPPO Find X2 Proの対応バンド(周波数)
au版OPPO Find X2 Pro(OPG01)が対応しているバンド(周波数)は以下の通りです。赤文字は、auが後日追加したBandです。
5Gのエリアはまだまだ狭いですが、4GはドコモやSoftbankのプラチナバンドに対応しているため、SIMロック解除をすれば、ドコモ・SoftbankのSIMカードやドコモ・SoftbankのMVNOのSIMカードが利用できる可能性が高いでしょう。
※ SIMカード利用可否については各事業者にお問い合わせください。
5G | n77/n78/n79 |
4G | B1/B3/B8/B18/B19/B26/B28/B42 |
※ 5Gのn77はソフトウェアアップデートにより対応します。
Rakuten UN-LIMITで利用可能

楽天モバイル(MNO)の通話・通信が可能です。
APNの設定も不要で、SIMカードを挿入するだけですぐに使用できます。
ワイモバイルで利用可能

auの4G契約SIMで利用不可

しかし、auで契約した4G対応SIMカード(5G非対応)は、APNを入力しても、「このAPNは保存できません」と表示されて利用できません。
筆者が所有しているau版Galaxy S20 5G(SCG01)でも、4G対応SIMが利用できないため、auが利用を制限している可能性があります。
OPPO Find X2 Proのディスプレイ

普段使いではあまり気になりませんが、SamsungのGalaxy S20シリーズと比べると、OPPO Find X2 Proのディスプレイの発色がイマイチです。
ゲームをされる方はご注意ください。
Find X2 Proのディスプレイは反応が悪く、挙動がおかしいことがあります。
ディスプレイの問題はオッポジャパンも認識しています。

また、ゲーム(プロ野球スピリッツA)を1時間程度プレイすると、端末の温度が上がり、ディスプレイの挙動がおかしくなり、操作がままならなくなります。
OPPO Find X2 Proを購入する前はGalaxy S20 5Gで問題なくゲームをプレイできていたため、OPPO Find X2 Pro特有の問題である可能性が高そうです。
OPPO Find X2 Proの65W急速充電を検証

筆者も実際に測定してみたところ、10分で41%、40分36秒でフル充電することができ、ほぼ公式の発表通りの結果が得られました。
1~5分おきにディスプレイをつけて電池残量の確認を行ったため、フル充電に時間を要した可能性があります。
OPPO Find X2 Proの電池持ちを検証

同一の条件で、Galaxy S20+(6.7インチ/4,500mAh)も測定を行うと、6時間40分でした。
また、去年のOPPOのフラッグシップモデル「OPP Reno 10x Zoom(6.65インチ/4,065mAh)」では、7時間30分でした。
そのため、Find X2 Proのバッテリー持ちは悪いといえます。
ただ、30分で0% ⇒ 97%まで充電できるため、充電できる環境にある場合は問題ないでしょう。
OPPO Find X2 Proのディスプレイ内指紋認証と顔認証の認証精度・スピード
ディスプレイ内指紋認証

認証精度・認証スピードともに非常に優秀です。
Find X2 Proは、HUAWEIのフラッグシップ機「Mate 30 Pro」や、超音波式の指紋センサーを搭載している、Samsung Galaxy S20シリーズと比較しても、認証速度・認証精度ともに断然早くて正確です。

顔認証

ただ、赤外線センサーを使用しない「2D顔認証」のため、精度に関しては不明です。
顔認証は「画面のロック解除」のほか、「アプリ暗号化」「プライベートフォルダ」利用時も使用できます。
また、「明るさの自動調整の補正」や「目を閉じた状態で顔を認識しない」といった設定も行えます。
OPPO Find X2 Proの性能をチェック
ベンチマークでパフォーマンスを測定
AnTuTu(V8.4.1)

総合スコアは「609,103」
CPUスコアは「186,869」
GPUスコアは「215,686」
Snapdragon 865搭載機の中でも総合スコアは高めです。
私が所有しているGalaxy S20 / S20+ / S20 Ultraでも530,000点程度でした。
Geekbench 5

シングルコアは「915」
マルチコアは「3334」
PC Mark for Android

ゲームスペースでゲームパフォーマンスを向上

また、ゲームに集中したい方向けに「通知をブロック」「着信を拒否」「通話とバーナーをブロック」「通話と通知を許可」といった設定も用意されています。
OPPO Find X2 Proで実際にPUBGをプレイしてみた

ゲームプレイ中でも、上端から内側にスワイプすれば設定を変更することが可能です。
フレームレート(FPS)やCPU・GPU使用率も確認できます。


1回プレイしただけで40℃を超えるのは不安が残ります。
先ほども紹介しましたが、プロスピAを1時間程度プレイするとカクカクするため、長時間ゲームをされる方は注意が必要です。
OPPO Find X2 Proのカメラ性能をチェック

ハイブリッドズームは10倍、デジタルズームは最大60倍まで対応しています。
Find X2 Proで実際に撮影した作例を紹介しながら、カメラの実力を検証していきます。
日中の撮影
初めに、Find X2 ProとReno 10x Zoomで比較してみました。Find X2 Pro ⇒ Reno 10x Zoomの順で掲載しています。






続いて、建物です。


続いて、アジサイを10倍ズームで撮影してみました。
Find X2 Pro、Reno 10x Zoom、Galaxy S20 Ultraの順で掲載しています。



道路標識を撮影しました。



夜景撮影
ライトアップされた建物を撮影しました。OPPOのハイエンドスマートフォンは、AIが夜景を認識し、自動で夜景モードでの撮影ができます。
Galaxy S20 Ultraは手動で夜景モードに切り替えて撮影しました。



Find X2 Proが一番明るく(黄色っぽく)撮れているため、一番、現実とかけ離れてしまっています。 最後に夜の公園です。
左手手前に街頭があり、明るくなっています。
目視では、右手奥のアスレチック、建物、車はほとんど見えませんが、各スマートフォンの夜景モードを使用して実力を試しました。
通常モード ⇒ 夜景モードの順で掲載しています。
初めに、Find X2 Proです。
夜景モードが最強で、アスレチックの模様までくっきり捉えています。




続いて、Galaxy S20 Ultraです。
Galaxy S20 Ultraの夜景モードは非常に優秀で、Find X2 Proを超えています。
化け物級で、まるで、日中に撮影したようです。


筆者のメイン機「Galaxy Note10+」で撮影した写真です。
Galaxy S20 Ultraと比べると見劣りはしますが、悪くはありません。


筆者なりに、カメラの画質・使いやすさを総合的に判断すると・・・
Galaxy S20 Ultra > Find X2 Pro > Reno 10x Zoom > Galaxy Note10+
です。
【まとめ】 OPPO Find X2 Proはどんな人にオススメか?
OPPO Find X2 Proは5G対応でSnapdragon 865搭載した、最新で最高峰のスペックを誇るAndroidスマートフォンです。それでいて、約9万円と国内のキャリアで販売されるスマートフォンとしては非常にお買い得です。
しかし、「ディスプレイの反応が悪い」「発熱しやすい」というデメリットがあります。
そのため、OPPO Find X2 Proはこのような方におススメします。
- 5Gを試したい人
- 充電の速いスマートフォンが欲しい人
- カメラ性能の高いスマートフォンが欲しい人
- 安くて性能の高いスマートフォンが欲しい人(ゲームはあまりしない)
【まとめ】OPPO Find X2 Proがおすすめできない人
一方、OPPO Find X2 Proがおすすめできないのはこのような方です。- ゲームをよくする人
- おサイフケータイが必要な人
- ディスプレイの反応・発色を気にする人
- 重くて、大きなスマートフォンが苦手な人
- 電池持ちの良いスマートフォンを求めている人