OPPOは毎年恒例の技術披露展「OPPO INNO DAY 2021」を開催し、同社初の折りたたみスマートフォン「OPPO Find N」を正式発表しました。Snapdragon 888搭載のフラグシップ機で価格は約138,000円。
OPPO Find N」は「十分に小さく、十分に大きい折りたたみスマートフォン」をコンセプトとして、4年間の研究開発と6世代のプロトタイプを開発して得た成果であり、「OPPO Find N」こそがスマートフォンの未来に対するOPPOの答えであるとしています。
OPPO Find NはSamsungが展開する「Galaxy Z Flip 3」のような横折りタイプの折りたたみスマートフォン
閉じた場合の外側の画面は5.49インチのAMOLEDディスプレイ、アスペクト比は18:9、開いた場合の内側の画面は7.1インチのAMOLEディスプレイ、アスペクト比は8.4:9とやや正方形に近い形となっています。
競合製品である「Galaxy Z Fold3」の内側ディスプレイは7.6インチ、アスペクト比 25:9、「Mi Mix Fold」は8.01インチ、アスペクト比 27:9となっており、「OPPO Find N」は折りたたみスマートフォンの中では比較的コンパクトです。
OPPO Find Nは180°まで展開することが可能
また、完全に開いた状態と閉じた状態とは別に、FlexFormモードと呼ばれるものがります。
ディスプレイを50°から120°の間の任意の角度で調整することが可能となっており、ビデオ通話や写真撮影の際に筐体を固定することができます。
これは、136個ものコンポーネントを組み合わせた複雑な機構により実現したものであり、角度調整以外にもディスプレイの折り目を目立たなくするとしています。
また、折りたたんだ状態のディスプレイの隙間も無くなっています。
一方、内側のディスプレイには12層で構成されており、0.03mmの薄いガラスが採用されています。
TUB(検証機関)による折りたたみの耐久テストでは20万回折りたたんでも、しわがほとんど付かないことが証明されたと述べています。
その他、開いた状態のメインディスプレイは、1Hzから120HzのLTPO AMOLEDとなっており、コンテンツに応じてリフレッシュレートを切り替えることができます。(※閉じた際のサブディスプレイは60Hzのリフレッシュレート)
そして、カメラ構成は 5000万画素のメイン(IMX 766 OIS)、1600万画素の超広角、1300万画素の望遠(光学2倍)を採用したトリプルカメラを搭載
IMX 766は、SONYとOPPOが共同開発をしたイメージセンサーであり「OPPO Find X3 Pro」や「OPPO Reno 7 Pro」などの同社フラグシップ機に多く採用されているものです。
一方、OPPO Find Nはインカメラをメインディスプレイ側とサブディスプレイ側にそれぞれ搭載
いずれもSONY製 3200万画素センサーとなっており、筐体を閉じた状態と開いた状態のどちらでもインカメラによる撮影が可能です。
その他の仕様としては、SoCにSnapdragon 888を搭載し、メモリは8/12GB、ストレージは256/512GBを備えています。
バッテリー容量は4,500mAhで33Wの急速充電に対応し、30分で55%、70分で100%まで充電することができます。また、15Wのワイヤレス充電および10Wのワイヤレス給電にも対応しています。
筐体サイズは132.6 x 73.0 x 15.9 mm、重さがは275g。生体認証は顔認証と指紋認証(側面)に対応。イヤホン端子は非搭載です。OSは Android 11 (ColorOS 12)を搭載します。
筐体カラーはホワイト、ブラック、パープルの3色を用意。対応バンドはLTEが1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、26、28A、66、5Gがn1、n3、n5、n7、n8、n20、n28A、n38、n41、n66、n77、n78
中国では12月23日に発売。残念ながら現時点ではグローバル発売のアナウンスはありません。
価格は以下のとおりです。
- 8GB+256GB:7699元(約138,000円)
- 12GB+512GB:8999元(約161,000円)
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