OnePlusは12月22日、背面デザインが変化するコンセプトモデル「OnePlus 8T Concept」を正式発表しました。
OnePlus 8T Conceptは、ネーミングの通りベースモデルはOnePlus 8Tであり、スペックは同様。
しかし、背面パネルのデザインが異なります。
カメラユニットにはモーショントラッキングレーダーを搭載。
このレーダーは、ミリ波技術が採用されており、電磁波を送受信することができます。
(OnePlusによると、5G通信の活用としていますが端末の通信機能には5Gは対応していません。)
電磁波を受信すると、「DPS(デジタル信号処理)」によりCPUと連動して情報処理を実行し、端末がオブジェクトを認識し、位置を特定、追跡をできるようになります。
この機能を活用し、着信を背面カラーの変化で知らせたり、ジェスチャーで端末を操作することができます。
また、ユーザーの呼吸と連動して色を変化できるようにしてバイオフィードバック端末にすることも可能であると説明しています。
背面ガラスには、「ECMF(Electronic Color, Material and Finish)」と呼ばれる技術を採用
ガラスに金属酸化物を含む色が変化するフィルムを載せ、電圧を加えることで金属酸化物の活性化を行い、ガラスの色が濃い青から薄い銀色へと変化する仕組みとなっています。
同社は「デザイナーたちは、トルコのパムッカレ温泉にある多色の流れ出るお湯から発想しました。自然から多くのデザインが完成し、パムッカレや他の自然の要素からインスピレーションを得ることで、より自然かつ直感的で簡単な新しいインタラクションな体験を作り出すことができます。」と述べています。
OnePlusは2020年1月にも、”消えるカメラ”を搭載した「OnePlus Concept One」をCES 2020で発表していますが、この技術を採用したスマートフォンを未だ商用化していません。
同様に、今回発表された「OnePlus 8T Concept」の商用化の予定も現時点ではありません。