Motorolaから国内SIMフリー市場向けに「moto g」シリーズのエントリーモデル「moto g10」が3月26日に発売されると発表されました。
2月にグローバルで発表された際に価格最優先で考えるとかなり魅力的な機種だが、果たして日本国内への投入はあるのかと紹介したモデルですが、グローバル版とほぼ同じスペックで国内への販売が決まったことになります。
グローバルで発表された時点ではクアッドカメラを搭載したモデルが150ユーロと円レートで2万円を切る価格設定となっていました。
さて、国内への投入価格ですが、税抜きで考えると2万円を切っていますが、税込み価格で2万円を切るのは残念ながら難しかったらしく税込み価格では「21,800円」という値付けになっています。
しかし、4800万画素のメインカメラを筆頭にしたクアッドカメラと2日間利用可能となる5000mAhの大容量バッテリーを搭載したモデルが消費税込みで2万円強で購入できるというのはかなり魅力的と言えるでしょう。
メモリは4GBとエントリーモデルでは十分な容量となっており、ストレージも64GBが用意されています。
エントリーモデルの使い勝手としては十分なストレージ容量ですし、microSDカードを利用すれば512GBまで増設可能となっています。
グローバルモデルとの差異を見ていくと、FMラジオへの対応が追加されていたり、嬉しい誤算となるのが重量が「180g」とグローバルモデルの「200g」から20gもの軽量化が実現されています。
本体サイズはグローバルモデルと完全に一致しているにもかかわらず20gもの軽量化はどういう実現方法をとったのか雅気になるところです。
その一方で日本国内では重要視される防水防塵への対応がグローバルモデルでは「IP52」と防塵・耐水対応となっていたにも関わらず、日本国内向けのスペック表からは記載がなくなっているのが気にかかります。
スペック表に記載がないということは防水防塵には「非対応」ととらえるしかありませんが、20gの軽量化とのトレードオフであれば悩ましいところです。
ともあれカメラ機能はそこそこに利用する意思がありつつ、スマートフォンのスペックにはそれほどこだわらず、価格重視で購入を検討したい方にはかなり有望な候補になるでしょう。
同時に発表された上位モデルの「moto g30」とあわせて候補に入れるといいでしょう。
docomo・au・softbankの主要3事業者のネットワークに対応しているところも心強いところです。
価格 | 21,800円(税込み) |
OS | Android11 |
発売日 | 2021年3月26日 |
サイズ | 縦:166.22mm 横:75.73mm 厚さ:9.19mm |
重さ | 180g(グローバルモデルから20g軽量化) |
ディスプレイ | 6.5インチMax Vision display 1600×720ピクセル(269ppi) |
メインカメラ | クアッドカメラ 4800万画素(標準・f /1.7・1.6µm) 800万画素(超広角・f /2.2・1.12µm・118°) 200万画素(マクロ・f / 2.4・1.75µm) 200万画素(深度センサー・f / 2.4・1.75µm) |
フロントカメラ | シングルカメラ 800万画素(f / 2.2・1.12µm) |
CPU | Snapdragon 460 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSDカード(512GBまで対応) |
バッテリー | 5000mAh |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
生体認証 | 指紋認証・顔認証 |
防水防塵 | 記載なし(非対応と思われる) |
接続端子 | USB type-C (USB 2.0) |
カラーバリエーション | オーロラグレイ サクラパール |
対応バンド | 4G:LTEバンド1/2/3/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41 3G:WCDMAバンド1/2/4/5/8 2G:GSMバンド2/3/5/8 |
Antutuスコア | 145,427 |