ミドルレンジ向けに「moto g」シリーズを展開しているMotorolaですが、ヨーロッパ向けに「moto g」シリーズから新たなエントリーモデルの「moto g10」を発表しました。
価格を150ユーロ(約19,200円)、日本円で2万円を切る低価格帯で発売することもあり、ラインアップが増えつつある5G対応スマートフォンではなく、4Gスマートフォンとしての発売となります。
SoCは「Snapdragon 460」を採用しており、エントリーモデルの扱いであることがわかります。
しかし、メモリは4GB、ストレージは64GBモデルと128GBモデルの2パターン、
バッテリーは最大2日間持つという5,000mAhの大容量バッテリーを搭載。
そしてカメラ機能はクアッドカメラ構成となっていて、SoC以外の要素はエントリーモデルというよりミドルレンジクラスにしか見えないスペックとなっています。
ヨーロッパモデルとしての発表であり、日本国内での取り扱いは不明ですが、
5G対応スマートフォンはまだ不要と考えるとかなりお買い得なモデルになるかもしれません。
ただ、同時に発表された「moto g30」との差別化のためか、ディスプレイのリフレッシュレートが90Hzに対応しないなど、スペックが意図的に抑えられているように見える部分もあるため、ちょっと悩ましいところでもあります。
価格最優先で考えると、かなり魅力的でMotorolaの既存モデルを含めてエントリークラスからミドルレンジの下位クラスは軒並みシェアを奪われる可能性のある機種と言えそうです。
ただ、Motorola自身の既存モデルも売れなくなってしまいそうなため、既存モデルとの住み分けをどう考えているのか、モデルナンバーの再編を含めて考えているのか、背景事情には微妙なところもありそうです。
価格 | 150ユーロ(約19,200円) |
OS | Android11 |
発売日 | 2021年2月末頃 |
サイズ | 縦:166.22mm 横:75.73mm 厚さ:9.19mm |
重さ | 200g |
ディスプレイ | 6.5インチMax Vision display 1600×720ピクセル(269ppi) |
メインカメラ | クアッドカメラ 4800万画素(標準・f /1.7・1.6µm) 800万画素(超広角・f /2.2・1.12µm・118°) 200万画素(マクロ・f / 2.4・1.75µm) 200万画素(深度センサー・f / 2.4・1.75µm) |
フロントカメラ | シングルカメラ 800万画素(f / 2.2・1.12µm) |
CPU | Snapdragon 460 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB・128GB |
バッテリー | 5000mAh |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 5.0 |
生体認証 | 指紋認証・顔認証 |
防水防塵 | IP52(防塵・防滴) |
接続端子 | USB type-C |
カラーバリエーション | Aurora Grey Sakura Pearl |
対応バンド | 4G:LTEバンド1/2/3/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41 3G:WCDMAバンド1/2/4/5/8 2G:GSMバンド2/3/5/8 |