今回は、中国のスマートフォンメーカーBlackviewより発売された新端末「Blackview BV9600 Pro/Plus 」をレビューしていきます。
アウトドアスマホとして人気のBVシリーズの最新機種で「VB9500」の後継機となります。
BV9600 Pro はBV9600 Plusと同時に発表され、どちらもBlackviewの中ではスペックの高い端末となっています。
当初はクラウドファンディングサイト「INDIEGOGO」での販売でしたが、現在はAmazon等でも販売が行われています。
目次
Blackview BV9600 Pro を3行でまとめると、、、
- 中華ハイエンド×タフネススマホ
- タフネススマホなのにノッチ採用、有機ELディスプレイ搭載
- タフネススマホに見えないデザインと軽さ
Blackview BV9600 Pro のファーストインプレッション
Blackview BV9600 Pro の基本情報:スペック
価格 | 約58,000円 |
OS | Android 8.1(Plus) Android 9.0(Pro) |
SoC | Mediateck MT6771 (Helio P60) Octa Core |
RAM | 6 GB |
ROM | 128 GB |
Antutuスコア | 135800 |
ディスプレイ | 6.28 インチ 2248 x 1080 px AMOLED |
カメラ | アウト:16MP+8MP イン:8MP |
バッテリー | 5580mAh |
カラー | ブラック/シルバー |
重量 | 268g |
対応バンド | 3G (WCDMA) B1, B2, B4, B5, B8 3G (TDSCDMA) B34,B39 3G (CDMA) BC0(800), BC1(1900) 4G FDD-LTE B1, B2, B3, B4, B5,B7, B8 B12, B17, B19, B20 B28a, B28b 4G TDD-LTE B34, B38, B39, B40, B41 |
Blackview BV9600 Pro の付属品
- 充電器
- USBケーブル
- イヤホン
- 保護フィルム
- 取り扱い説明書
Blackview BV9600 Pro のデザイン
Blackview BV9600 Pro はディスプレイやスペックが従来のモデルより大幅にアップデートされたのですが、デザインも大きく良くなっています。タフネススマホやアウトドアスマホは、高い耐久性が要求されるためゴツゴツとした無骨なデザインになりがちです。
しかし、 BV9600 Proは一般的なスマホのようなデザインでありながら高い耐久性を要しているのです。
また、「BV9500」よりも大画面ディスプレイで画面占有率も高くなったのに、本体の厚さは薄くなっています。
個人的には、デザインの改良が好印象でタフネススマホを感じさせないタフネススマホとして普段使いしやすくなったと感じます。
Blackview BV9600 Pro の性能
ノッチ、有機ELの6.21インチディスプレイ
BV9600 Proはノッチを採用し、画面占有率85.8%の6.21インチと大画面ディスプレイを搭載しています。また、ディスプレイはiPhoneやハイエンド端末でも用いられる有機ELディスプレイを採用しており、輝度が高く、黒色の発色がキレイです。おそらく、タフネススマホの中で有機ELディスプレイを採用したのはBV 9600 Proが初めてだと思います。
そして、もちろんタフネススマホではお馴染みのゴリラガラスとなっており、「割れにくい・キレイ」の欲張りディスプレイです。
3Dゲームできるパワフルなスペック
BV9600 Pro はCPUとしてMediaTek Heilo P60を搭載しています。BV9500で搭載されていたHeilo P23よりも70%の性能UPを実現しています。
また、RAMは6GBと大容量でハイエンドクラスのスペックを持っていると言えます。
Heilo P60 とRAM6GBの組み合わせは中華ハイエンドスマホの定番のモデルであり、スペックはパワフルと言えます。
スペックとしては日常使いで困ることはなく、PUBG等の重量級の3Dゲームでもストレスなくプレイすることができます。
ただ、ゲーミングスマホではないのでグラフィック設定は最高の設定にはできません。
必要十分なカメラ性能
BV9600 Proはアウト、16MP+8MPのディアルカメラ、インは8MPのカメラ構成になっています。従来のモデルはコストカットのためSONY製のレンズを使用していましたが、BV9600 ProはSAMSUNG端末に主に用いられるSAMSUNG製のレンズを使用しており、十分なカメラ性能と言えます。
また、アウトドアスマホとして活躍する水中での使用も可能で、水深1.5mまでの防水仕様となっています。
5,580mAhで軽量化に成功
BV9600 Proは5580mAhのバッテリー容量を搭載しており、800時間もの連続スタンバイ、27時間の動画再生が可能な大容量バッテリーとなっています。前モデルのVB9500は10000mAhの超大容量バッテリーとなっており、実質容量ダウンになっていますが、軽量化に成功しています。
BV9500は重さ365gとヘビー級の端末重量でしたが、BV9600 Proは268gと100gほど軽くなっています。
持ち運びもしやすくなり、タフネススマホらしくデザインとの相性もよく、より実用的になったと言えます。
また、24Wの急速充電にも対応しており、Qi規格に認定されたワイヤレス充電も可能です。
顔認証と指紋認証に対応
BV9600 Proは顔認証と指紋認証に対応しています。指紋認証センサーは本体側面に搭載されており、BV9600 Plusではディスプレイ指紋認証となっています。
ProとPlusの大きな違いは指紋認証センサーが側面かディスプレイ内かになります。
確かな耐久性
これほどまでに、ディスプレイやスペックが優れていると「本当にタフネススマホなの?」と思いますよね。でも、BV9600 Proは確かな耐久性を備えています。
BV9600Pro が認証を受けている「IP68」防水・防塵規格とは、「粉塵からの完全保護 + 水面下で使用が可能」という保護等級です。さらに水に対しては高温、高水圧、スチームジェット洗浄の環境下でも有害な影響を受けないことが要求される「IP69K」規格、アメリカ国防総省の超堅牢試験規格「MIL-STD-810G」にも準拠しています。-55℃ ~ 70℃まで環境下でも使用にも耐えられる堅牢な端末です。
また、1,5mmの厚さの手袋をしていても反応するディスプレイとなっておりアウトドアとしての使い勝手も備えています。
下記の動画はBV9600Pro を何度もコンクリートに落としたり、車で踏んだりしている動画です。
まとめ:Blackview BV9600 Pro は買いか否か
ズバリ、買いです!中華ハイエンド×タフネススマホとしてはTOPクラスの性能を備えながら、普段使いもできるデザインと重量であり使い勝手としてはバツグンです。
ライバルとなる端末は「Ulefone armor6」が存在し、中華ハイエンド×タフネススマホとしては、どちらかの二択となる立ち位置になるでしょう。
ただ、あくまでもタフネススマホとして考えた場合であり、これほどの耐久性が必要ないならもっと安価で性能の良いスマホは多く存在します。