ASUSは5月12日(日本時間:5月13日午前2時)にオンラインにてグローバル発表会を開催し、「ZenFone 8」を正式発表しました。
SoCには、QualcommのハイエンドSoC「Snapdragon 888」を搭載
メモリは、6GB/8GB/12GB/16GBのLPDDR5を採用しています。同社によると、データレートは最大6400Mbpsであり、一般的なスマートフォンに搭載されるLPFDDR5メモリよりも最大16%高速であるとしています。
ストレージは、64GB/128GB/256GBを用意。なお、規格は64GBのみUFS 2.1で128GBおよび256GBはUFS 3.1が採用されています。(残念ながら、microSDカードは非対応)
ディスプレイは、5.9インチのAMOLED、解像度はFHD+ 2400×1080、アスペクト比 20:9で、リフレッシュレート120Hz、HDR10+に対応しています。
筐体サイズは148.0 × 65.8 × 9.0 mm、重量は169g
事前の情報通り、Snapdragon 888搭載の5.9型Android端末で、公式ティーザーにて掲げられていた「Big on Performance. Compact in Size.」のキーワードにピッタリなスマートフォンとなっています。
バッテリーは4,000mAhで、30Wの急速充電に対応。25分で約60%まで充電することができます。
ハイエンドかつ小型スマホということでバッテリー持ちが懸念されていましたが、他のスマートフォンと同水準のバッテリー容量が搭載されています。
(対抗馬として真っ先に浮かぶ、iPhone 12 miniは2,227mAh)
これまでZenFoneシリーズでは、フリップカメラが代名詞となっていましたが、ZenFone 8では廃止されています。
(その代わり、フリップカメラ採用のZenFone 8 Flipが同時に発表されています。)
Zenfone 8のカメラは、メイン6400万画素(SONY IMX 686)と超広角1200万画素(SONY IMX 363)のデュアルカメラを搭載しています。
メインカメラは、OIS(光学式手ブレ補正)を搭載、8K/24fps、4K/60fpsの動画撮影、720p/480fpsのスーパースローに対応。
また、超広角カメラは最小4cmのマクロ撮影にも対応しています。
インカメラは、1200万画素でパンチホールが採用されています。
これまでZenFoneシリーズは、カメラが180度回転する機構を採用していた故に、防水防塵には非対応となっていましたが、ZenFone 8では防水防塵(IP65/IP68)に対応しています。
米Cirrus Logic(シーラス・ロジック)社の、スマートフォンやタブレットの内蔵スピーカーの音質を強化する、最新のフラグシップ アンプチップ「Cirrus Logic CS35L45」を備えるデュアルステレオスピーカーを搭載
3.5mmイヤホンジャックやイコライザーなどを調整できる専用のオーディオアプリも用意されています。
生体認証は、顔認証とディスプレイ指紋認証に対応。ネットワークは5G+4GのDSDVおよびWi-Fi6Eをサポート。
OSは、Android 11ベースのZenUI 8。
ヨーロッパでの価格は599ユーロ(約79,400円)から。
(現時点では、日本国内での発売は不明です。)
4G対応バンドは以下の通り。
FDD-LTE 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 28
TD-LTE 34, 38, 39, 40, 41, 42
なお、フリップカメラを搭載する「ZenFone 8 Flip」も同時に発表されています。