ASUSは3月10日、ゲーミングスマホ「ROG Phone 5」シリーズをグローバルで正式発表しました。
前モデル「ROG Phone 3」の後継機であり、アジア地域では”4″の数字が好まれないことから”4″のナンバリングをスキップして「ROG Phone 5」として発表されました。
今回発表されたのは、「ROG Phone 5」「ROG Phone 5 Pro」「ROG Phone 5 Ultimate」の3モデル
それぞれ基本スペックは同じで後述するメモリとストレージ容量が主な違いとなります。
SoCにはSnapdragon 888、メモリはLPDDR 5、ストレージはUFS 3.1が搭載。2021年3月現在、最上位のスペックを有するROG Phone 5シリーズ
ASUS公表のAntutuスコアは、742,776
3モデルはメモリとストレージ容量が大きな違いとなり、「ROG Phone 5」は8/12/16GB+128/256GB、「ROG Phone 5 Pro」は16GB+512GB、「ROG Phone 5 Ultimate」は18GB+512GBの構成となります。
無印 | Pro | Ultimate | |
RAM / ROM | 8GB+128GB 12GB+256GB 16GB+256GB | 16GB+512GB | 18GB+512GB |
韓国SKハイニックス社の18GB LPPDDR5が採用されており、メモリークロックは、最大6,400Mbps
既存のLPDDR5は最大5,500Mbpsであり、容量だけでなく転送速度も約20% 向上しています。
ディスプレイは、6.78インチ 2,448×1,080のAMOLEDを採用
リフレッシュレートは144Hzと前モデル「ROG Phone 3」と据え置きですが、タッチサンプリングレートは300Hzに引き上げられています。
その他、タッチ操作の遅延はROG Phone 3の25msから24.3msに短縮、筐体を横持ちした際にR/Lボタンなどとして機能する「AirTrigger 5」、CPUやGPUのクロック、リフレッシュレートなどを調整することで性能向上を図る「X Mode」および「X Mode+」を搭載。
また、今シリーズではオーディオ機能を大幅強化
デュアルステレオスピーカーを搭載し、スピーカーサイズは12 x 16mmでROG Phone 3から35%大型化し、音量は21%大きくなったとのこと。
さらに、ESS Technology製のハイエンドDAC「ES9280AC Pro」を4基搭載、ROG Phone 3では非搭載だった3.5mmイヤホンジャックの復活と同社の注力ぶりが伺えます。
DxOMarkのオーディオ評価では、歴代の評価端末の中で同日発表された「Xiaomi Mi 10S」に続き、2位に評価されています。
バッテリー容量は6000mAhと従来から据え置き
ただし、3000mAh x 2のデュアルバッテリーを搭載することで、発熱を抑えながら急速充電を実現するとのこと。
65Wの急速充電に対応しており、51分で満充電することが可能
カメラは、 SONY IMX686を採用した6,400万画素メイン、1,300万画素超広角、500万画素マクロのトリプルカメラ構成、インカメラは2,400万画素
ROG Phone 5では背面パネルのRGB機能「Aura RGB」、ProとUltimateでは、着信や充電などの際にアニメーションやテキストを表示できる小型ディスプレイ「ROG Vision」と背面タッチボタンの「Rear touch」を搭載
価格は以下の通り。
ROG Phone 5:3月発売
- 8GB+128GB:799ユーロ(約103,400円)
- 12GB+256GB:899ユーロ(約116,300円)
- 16GB+256GB:999ユーロ(約129,300円)
- 12GB+512GB:1199ユーロ(約155,100円)
- 18GB+512GB:1299ユーロ(約168,000円)