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【必見】Android 10の新機能・変更点と注意点について解説

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Android new logo

Androidスマートフォンに採用されているGoogleのAndroidOSの新バージョン「Android 10」が発表され、スマホへの採用が始まりました。
今回発表された「Android 10」ではどういった新機能や改善が行われているのか、注意点もあわせて紹介していきます。

Android 10を3行でまとめると、、、

  • ジェスチャーナビゲーションによる進化した操作性
  • 目と電池に優しいダークテーマを採用
  • 5Gやフォルダブルといった次世代スマートフォンにも標準対応

Android 10の新機能

新しいジェスチャーナビゲーション

Android 10のジェスチャーナビゲーション

AndroidOSのホーム画面では長い間、「ホーム」ボタンと「戻る」ボタン・「アプリ履歴」3ボタンナビゲーションが一般的でした。
Android 9.0でアプリ履歴ボタンを排除し、2ボタンナビゲーションも搭載されましたが、大多数のユーザーが慣れ親しんだ3ボタンナビゲーションを愛用していると思われます。
そんな3ボタンナビゲーションを丸ごと廃止してしまい、新しいジェスチャーナビゲーションがAndroid 10では搭載されました。
ホームやひとつ前の画面に戻ったり、アプリ履歴を呼び出すのはすべてジェスチャー動作で行うことになり、3ボタンナビゲーションが使用していたエリアもアプリ側で利用可能となるため、アプリ側でディスプレイの全エリアを利用できるという大きなメリットがあります。

反面、ジェスチャー動作に慣れないと操作にとまどってしまうことが予想されます。
指先がついついホームボタンを探してしまうといった事象が頻繁に起きることが予想できます。
3ボタンナビゲーションも引き続き利用できるため、とりあえず新しいジェスチャーナビゲーションにトライしてみて、どうしてもなじまないようなら3ボタンナビゲーションに戻るといいでしょう。

目と電池に優しいダークテーマ

Android 10のダークテーマ

AndroidOSの画面カラーはホワイトを基調カラーとしていました。
お昼間は特段気にならないホワイトを基調とした明るい画面は夜など暗いところでは目に眩しかったり、有機ELディスプレイ採用機種が増えてきている最近の状況ではバッテリーにもあまり優しくない状況でした。

そんな状況を改善するため、AndroidOSの基調カラーを黒に変更する「ダークテーマ」がAndroid 10から採用されています。
暗いところでも目に眩しくなく、有機ELディスプレイをつかったスマートフォンを持っている方にはバッテリー持続時間の改善にもメリットがあることでしょう。

音声を字幕化するLiveCaption

Android 10のLiveCaption

スマートフォンからは電話の通話をはじめ、動画視聴やアプリの音声など様々な音声を取り扱います。
電話であるため、音声を利用することは当然とも言えますが、情報端末と考えると耳の不自由な方には優しくないインターフェースでした。
そのような状況を改善する試みが「LiveCaption」で、スマートフォンから流れてくるあらゆる音声を自動的に字幕化する機能になっています。
音声以外のインターフェースが拡充されることは耳の不自由な方には喜ばしい試みと言えます。
ただし、当面は英語のみ対応となっているため、多言語化対応が進むのが楽しみな機能となります。

Wi-Fi用のQRコード生成

Android 10のWi-Fi用QRコード生成

スマートフォンの通信では、携帯電話ネットワークを基本としながらも、自宅やWi-Fiスポットなど無線LANによる通信を行うことも非常に多くなっています。
便利な反面、セキュリティを考えるとパスワードが必要となってしまい、初回接続時に難しいパスワードを入力するのが面倒でもあります。

新しいWi-Fi用のQRコード生成機能では、既にWi-Fiに接続済みのスマートフォンがあれば、接続のためのQRコードを生成できるようになります。
生成されたQRコードを読み込むことで、パスワード入力なしにWi-Fi接続できるため、手間の軽減に役立つ機能と言えるでしょう。

Android 10の変更点

スマートリプライ機能により通知メッセージに直接応答可能に

Android 10のスマートリプライ機能

Android 9.0から搭載の始まった通知メッセージんに対するスマートリプライ機能がAndroid 10では進化しています。
例えば、住所が書かれているメッセージを受信した場合、通知メッセージ上からそのまま書かれた住所をGoogleMapで開くことができたりするなど、手間を少なく便利に使えるような機能に進化しています。

アプリのアクセス権限がより細やかに

Android 10のアクセス制限

Androidスマートフォンで使用する各種アプリでは、アプリに位置情報の利用などアクセス権限を許可する必要があります。
その許可方法については、「許可する」と「許可しない」の2択しかありませんでしたが、Android 10では「アプリ使用中のみ許可」という新しい選択肢が追加され、細かな権限設定ができるようになっています。
SDカードなどの外部ストレージへのアクセスもプライバシーの観点からセキュリティ保護がしっかりかかるようになっています。

TLS1.3をサポート可能に

Android 10のTLS1.3

ユーザーが直接認識できる機能ではありませんが、通信時のセキュリティプロトコルがTLS1.2からTLS1.3をサポートするようになり、よりセキュリティが強化されることになります。

5G通信への対応

Android 10の5G通信対応

日本ではまだ本格サービスは始まらない次世代の5G通信サービスですが、既にサービス開始している国もあり、Android 10ではOSレベルで5G通信を標準サポートしています。
日本国内でサービスが始まっていないため、今のところ恩恵はない機能ですが、実際に5G通信サービスが開始した時にサポート済みになっているのは安心材料の1つになるでしょう。

フォルダブルスマホに対応

これも日本国内ではまだ取扱いがないため、直接恩恵を受けることはできませんが、折りたたみスマホとかフォルダブルスマホとよばれる画面を折りたたむことができるスマートフォンをAndroid 10では、OSレベルでサポートしています。
サムスンのGalaxy Foldの開発でAndroidOSが対応するためにGoogleも協力したという話もあり、日本国内で対応機種が発売されたときに楽しみな機能と言えます。

Android 10の注意点

新機能にともなう不具合が発生するリスクがある

Android 10に限った話ではありませんが、新しい商品やソフトウェアは出始めたばかりの時期は不具合が発生する可能性があります。
不具合が出るのは最初だけと決まったわけではありませんが、開発時にしっかりテストを行っていたとしても、多くの利用者によってさまざまな使われ方をするようになって初めて発覚する不具合もあります。
運が悪ければ、Android 9までは発生しなかったなんらかの不具合に出会ってしまう可能性もあると思っておいたほうがいいでしょう。

不具合や調整不足によりバッテリー持ちが悪くなることがある

不具合ではなくても新しいOSに対してスマートフォン側が最適な調整が行えておらず、状況によってはバッテリー持ちが悪くなることもあります。
不具合と同じく発生するかどうかは未知数であり、発生したとしてもずっとダメいうことはないでしょうが、旅行など長時間充電できない状況で新しいAndroid 10を利用する場合は、モバイルバッテリーを用意しておくべきでしょう。

アプリによって対応が間に合わず使用できなくなる

もっとも発生率が高い問題点が個別のアプリで対応が間に合わない事象です。
AndroidOS側はしっかりテストを実施していても、個別のアプリはそれぞれの開発元で新しいOSでも問題なく利用できるかのテストや場合によってはソフトウェアの変更対応を行う必要があります。

OS提供が始まったばかりのころはアプリ開発元での試験が十分に行えていない可能性が高く、動作がおかしくなったり、全く使えないアプリが発生することも珍しくありません。
よく使うアプリでないと困るものはアプリ側の対応状況も確認しておく必要があります。

Android 10の配信対象機種

Android 10の配信対応機種

各スマートフォンに新しいAndroid 10をインストールすることができるかどうかは、アプリと同じくスマートフォンの開発メーカー次第となります。
独自機能を多く搭載しているメーカーでは独自機能のテストも行う必要があり、対応するとしても時期がずれることが珍しくありません。
自分の使用している機種が対応機種なのか、いつごろ対応予定なのかはメーカーの公式サイトなどで確認しておいてください。

ただし、Google自身が開発を行っているスマートフォンが最初から対応対象となっているため、より早く最新のAndroidOSを利用したい場合はGoogle製のスマートフォンを選択するのがいいでしょう。
具体的には「Pixel」「Pixel XL」「Pixel 2」「Pixel 2 XL」「Pixel 3」「Pixel 3 XL」「Essential Phone」の6機種が初めから対応機種となっています。

AndroidOSの歴史と開発コードネーム

AndroidOSの歴史と開発コードネーム

AndroidOSに限らず、開発中の製品には正式名称とは別に内部の呼び方としてコードネームが設定されることが多くなっています。
AndroidOSでは、アルファベット順にお菓子の名前をコードネームに設定していることで有名になっており、毎回前のバージョンのコードネームの次のアルファベットから始まるお菓子からコードネームを予想する話題がネット上でも噂になっていました。

Android 9までのコードネーム

では、これまでのAndroidOSのコードネームを振り返ってみましょう。

Cupcake

Cupcake

2009年4月にリリースされたAndroid 1.5ではじめてお菓子の名前のコードネームが設定されました。
「 C」から始まるお菓子として、「カップケーキ」が選ばれています。
1.5以前のバージョンである1.0と1.1にはコードネームがなく、AとBは欠番になっています。
これ以降、AndroidOSのキャラクターであるドロイドくんとコードネームのお菓子を組み合わせた画像も登場するようになっていきます。

Donut

Donut
2009年9月にリリースされたAndroid 1.6は「D」で始まるお菓子ということで、「ドーナツ」が由来となっています。
カップケーキと同じく洋菓子が選ばれています。

Eclair

Eclair

2009年10月にリリースされたAndroid 2.0/2.1はメジャーバージョンが1から2にアップデートされ、ユーザーインターフェースの改善やサポートする画面サイズ、解像度が増えたり、ライブ壁紙などの機能が増えています。
コードネームは「E」から始まるお菓子として「エクレア」が選ばれています。
C・D・Eと続けて洋菓子が選ばれていますが、Eになって生菓子が登場した形です。

Froyo

Froyo

2019年5月に公開され、6月にNexus Oneに搭載されたのがAndroid 2.2です。
JavaScript実行エンジンが高速化されたり、Adobe Flashに対応、ブラウザから傾き情報やカメラ情報などを利用できるようになるなど、Web関係の強化が図られたバージョンです。
コードネームは「F」から始まるお菓子として「フローズンヨーグルト」が選ばれていますが、コードネームだけを見てフローズンヨーグルトと分かる人がどの程度いるかは謎です。
お菓子であることは継続していますが、コードネームに洋菓子以外が登場したバージョンでもあります。

Gingerbread

Gingerbread

2010年12月にリリースされたAndroid 2.3はゲーム向けの改良やNFC対応などが特徴になっています。
コードネームは「G」から始まるお菓子として、アメリカなどで一般的に食べられている生姜を使った洋菓子の「ジンジャーブレッド」が選ばれています。

Honeycomb

Honeycomb

2011年2月にリリースされたAndroid 3.0は2.xからメジャーバージョンを改定したバージョンですが、タブレット専用として設計されたAndroidOSとなっています。
AndroidOS搭載製品がスマホだけではなく、タブレットにも広がっていき、スマホより大画面のタブレットの特性を活かすための専用バージョンとして開発されました。
コードネームは「H」から始まるお菓子として日本ではあまり知られていませんがシリアル食品「ハニカム」が選ばれています。
これまでのコードネームと少し選定が違う感じになっているのは、タブレット専用バージョンであることと関係あるのかもしれません。

Ice Cream Sandwich

Ice Cream Sandwich

2011年10月にリリースされたAndroid 4.0は現在のAndroidOSの原型と言えるでしょう。
スマートフォン向けの2.xとタブレット専用の3.0を統合し、4.0にメジャーバージョンアップしています。
このバージョンは一部の古い機種を現役で使っている方もいるかもしれません。
コードネームは「I」から始まるお菓子として「アイスクリームサンドイッチ」が選ばれています。

Jelly Bean

Jelly Bean

2012年6月にリリースされたAndroid 4.1から2013年7月にリリースされたAndroid 4.3までのバージョンのコードネームは「J」から始まるお菓子としてアメリカの砂糖菓子「ジェリービーン」が選ばれています。

KitKat

KitKat

2013年10月にリリースされたAndroid 4.4では徒歩検出と歩数カウンタが搭載されたり、半透明のシステムUIが採用されるなど細かな使い勝手の改良が実施されています。
コードネームは「K」から始まるお菓子として、日本人にもなじみ深い「キットカット」が選ばれています。
キットカットの発売元であるネスレの許諾も得ており、Androidとキットカットのコラボ商品なども登場しました。

Lollipop

Lollipop

2016年6月にAndroid Lとして開発者プレビュー版をリリースし、2014年10月にAndroid 5.0としてリリースされました。
AndroidOSで初めて64ビットプロセッサに対応したことと、マテリアルデザインによるユーザーインターフェースの変更が行われています。
この5.0は現在も多くのAndroid機種が現役で使用されているでしょう。(機種変更したいと思っている方も多く含まれていると思います)
コードネームは「L」から始まるお菓子として棒付きのハードキャンディである「ロリポップ」が選ばれています。

Marshmallow

Marshmallow

2015年10月にリリースされたAndroid 6.0ではUSB type-Cのサポートやアプリの自動バックアップ・復元機能が追加されています。
コードネームは「M」から始まるお菓子として「マシュマロ」が選ばれています。

Nougat

Nougat

2016年8月にリリースされたAndroid 7.0は現在も多くのAndroidスマートフォンで現役で使用されています。
コードネームは「N」から始まるお菓子としてソフトキャンディーの1種である「ヌガー」が選ばれています。

Oreo

Oreo

2017年8月にリリースされたAndroid 8.0はAndroid 10.0から見ると2世代前のOSですが、AndroidOSの中で現在も最も多くのスマートフォンが現役で使用されているでしょう。
コードネームは「O」から始まるお菓子としてナビスコの「オレオ」が選ばれています。

Pie

Pie

直近のAndroidOSバージョンであるAndroid 9.0は2018年8月にリリースされました。
コードネームは「P」から始まるお菓子として「パイ」が選ばれています。

Android 10のコードネームは?

これまでのコードネームルールを順当に当てはめると「Q」から始まるお菓子のコードネームでAndroid 10が開発されるはずでした。
しかし、Android 10からお菓子の名前のコードネームは廃止されてしまいました。
Androidのコードネーム予想を楽しみにしていたファンにとっては残念なことですが、ネタ切れ気味でしょうし、Androidのシェアが世界中に広がった現在では各国で共通して認識できるお菓子のコードネームを用意することも難しかったのでしょう。
(実際これまでのコードネームも日本人には理解しづらいものがありました。

まとめ:Android 10搭載機種は買いか否か

最新のAndroidOSであるAndroid 10はこれまでのAndroidOSの進化の歴史(特に7.0以降)が示しているように大幅な機能向上ではなく、細かな使い勝手という点で改善が進んでいるOSと言えます。
ジェスチャーナビゲーションのように慣れが必要な気のもありますが、進んだOSの恩恵は少なくなく、搭載機種が多く登場するころにはアプリ側の対応も進むことが予想されるため、安心して購入を進めることができます。

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