ZTEは同社フラグシップ機「ZTE Nubia Z40 Pro」を2月中にも発表すると予告していますが、そのスペックが少しずつ明らかになりつつあります。
ZTEモバイル部門社長 兼 Nubia社長のNi Fei氏はWeiboにて「Nubia Z40 Pro」で撮影したポートレート写真を投稿しました。
ポートレート撮影は被写界深度を浅くすることで、ピントの合った部分以外をボカす撮影方法ですが、スマートフォンの場合は被写体と背景との境目を正確に認識できず同化してしまうことがあります。
俗に「ストロー問題」とも言われていますが、「Nubia Z40 Pro」ではストローよりもさらに細い猫の毛並みが背景と同化することなくキレイなポートレート撮影が行えています。
カメラ性能が期待できる「Nubia Z40 Pro」ですが、SONY IMX 787センサーと焦点距離35mmのレンズを組み合わせたカメラを搭載するとしています。
いずれも業界初の搭載となり、IMX 787はソニーのハイエンドイメージセンサーで画素数は5000万画素、センサーサイズは1/1.3インチ、絞り値はf/1.6となります。
一方、フラグシップ機のメインカメラは24mmが主流となっているため、「Nubia Z40 Pro」の35mmの焦点距離は特異な例と言えます。
また、同端末にはQualcommの最新チップ Snapdragon 8 Gen 1が搭載されることも明らかになっています。
Appleが2020年のiPhone 12シリーズでマグネットを使用したワイヤレス充電システム「MagSafe」を発表し、2021年にはrealmeがAndroid初となるマグネット式ワイヤレス充電「MagDart」を発表しました。
しかし、同技術に対応するスマートフォンはコンセプト機「realme Flash」のみであり、対応製品の商用化には至っていません。
そのため、Androidスマートフォンとしてマグネット式ワイヤレス充電を初めて商用化するのは「Nubia Z40 Pro」となります。
現時点では、充電器のデザインや充電速度などは明らかにされていません。Appleの「MagSafe」は最大15W、realmeの「realme Flash」は最大50Wのワイヤレス充電に対応しますが、Nubiaのマグネット式ワイヤレス充電はどのような仕様になるのか楽しみです。
「Nubia Z40 Pro」がAndroidスマートフォンとして初となるマグネット式ワイヤレス充電に対応すると記載しましたが、「MEIZU 18 Pro」等のMEIZU製スマートフォンが既にマグネット式ワイヤレス充電の機構に対応していました。ただし、充電器自体は未発売。
現在、MEIZUはマグネット式ワイヤレス充電器のクラウドファンディングを実施しており、「Nubia Z40 Pro」よりも早くに発売されればAndroidスマートフォン初となるマグネット式ワイヤレス充電の商用化はMEIZUとなります。