Xiaomiは9月14日、スマートグラスのコンセプト機「Xiaomiスマートグラス」を発表しました。
まず、Xiaomiスマートグラスの重量は僅か51g
通常のメガネとは異なり、スマートグラスは筐体にディスプレイやカメラなどを内蔵するため重くなりがちです。一方、Xiaomiスマートグラスは後述する技術を用いることで軽量化が行われています。
Xiaomiスマートグラスは0.13インチのMicroLEDディスプレイを搭載。MicroLEDは一般的なOLEDよりもピクセル密度が高く、寿命が長く、輝度が高い特徴があります。
内部ディスプレイチップのサイズは2.4mmx 2.02mmと米粒ほどの大きさ。個々のピクセルサイズは4μmで、ディスプレイをメガネのフレーム内に収めることができています。
さらに、直射日光下での使用を想定し、ピーク輝度200万nitのモノクロパネルが採用されています。これにより、屋外でもスマートグラスを通してのコンテンツの視認性を高めたとのこと。
さらに、Xiaomiスマートグラスはデュアルビームフォーミングマイクとスピーカーを内蔵、500万画素のカメラを搭載しています。
その他、クアッドコアARMプロセッサ、バッテリー、タッチパッド、Wi-FiおよびBluetoothモジュール、ソフトウェアとしてAndroidを搭載しているとしています。(※いずれも詳細は不明)
発表されたのは、上記の情報のみであり、詳しいスペックは明らかにされていません。実機も公開されておらず、おそらくXiaomiはスマートグラスを商用向けに開発中であると示すために、今回コンセプト機の発表に踏み切ったのだろうと推測できます。
未だ開発段階の製品であり、詳細なスペックまでは確定していないのでしょう。コンセプト機が必ず商用化される保証はありませんが、Xiaomiには是非ともスマートグラスの製品化を進めてほしいところです。
以下にて、公式より説明されたXiaomiスマートグラスの機能を紹介していきます。
まず、連携しているスマートフォンに届いた通知がスマートグラスに表示されます。ただ、スマートフォン上の通知がスマートグラスに全て表示されるのは邪魔になるため、通知の設定が行えるのはもちろん、XiaomiのAIアシスタント機能「XiaoAI」が重要な通知を選別することも可能なようです。
そして、内蔵しているマイクとスピーカーを用いて通話をすることも可能
スマートフォンの地図アプリで目的地を設定すると、その経路がスマートグラスに表示されます。
内蔵カメラが外国語を認識し、自動で翻訳。そして翻訳元の言語のテキストの重ねるように翻訳先の言語が表示されます。
また、内蔵マイクが音声を認識し、独自のアルゴリズムを使用することで、音声からテキストの翻訳も可能とのこと。マイクで拾った外国語は、翻訳されてスマートグラスのディスプレイに表示されます。
Xiaomiスマートグラスのフレーム部分をダブルタップすることで、スマートグラス内蔵のカメラが素早く写真を撮影することができます。(※ カメラ機能での盗撮防止のため、カメラ使用中であることを示すインジケーターライトが点灯するとのことです。)
撮影した写真は連携先スマートフォンのフォルダ内に保存されます。
まるでスマートフォンのディスプレイが常時、目の前に描画されているような近未来的な機能ばかりです。スマートフォンメーカーのXiaomiだからこそ可能なスマートフォンとの連携が一層強化されて商用化されることに期待です。
source(1)