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【発表されたのに搭載断念】Mi MIX 4に搭載される新機能、中国政府の規制により削除される


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Xiaomiは先日、同社最新フラグシップ機「Mi MIX 4」を正式発表しました。
同端末には、画面下インカメラなど新たな技術が採用されており、発表会でも多くの新技術が発表されました。

しかし、その内の一つである、「仮想SIMを用いた紛失防止モード」の搭載が中国 規制当局からの承認を得ることができず、非搭載となることが明らかになりました。

Xiaomiは「Mi MIX 4」に搭載する新機能として発表会で 「仮想SIMを用いた紛失防止モード」 を発表しました。

一般的なスマートフォンでも紛失モードに対応するものは多いですが、SIMカードを物理的に抜かれてしまうと端末を追跡することが不可能となってしまいます。

そこで、Xiaomiは仮想SIMを「Mi MIX 4」に内蔵することで、例え紛失時に物理SIMカードを第3者に抜かれたとしてもスマートフォンを追跡することを可能としました。

また、仮に別のSIMカードが挿入された場合でも、設定されたPINコードを入力しない限り、「Mi MIX 4」での通信を有効化することはできません。


この高度なセキュリティ機能により、従来のスマートフォンよりもより堅牢な紛失防止機能を実現するとしていました。

しかし、同社は8月13日、Mi MIX 4への 「仮想SIMを用いた紛失防止モード」 の搭載を見送ることを公式に発表しました。
Xiaomiによると、同機能を実現するために用いる技術が中国の国内規制に準拠しておらず、中国の規制当局より同機能を搭載することへの許可が得られなかった。としています。

同社は中国政府の意向を最優先するとして、機能の廃止を発表すると同時にユーザーへの謝罪を表明しています。

また、何の規制に引っかかったのかは具体的に明らかにされていません。

しかし、Appleも以前に似たようなことがありました。2018年に発表した「iPhone XS」より「eSIM」に対応するようになりましたが、Appleは中国政府からの要請により、中国本土・香港・マカオで販売される「iPhone XS」にて同機能を廃止することを決定しています。

その代わり、 中国本土・香港・マカオで販売される 「iPhone XS」以降のすべてのiPhoneは2枚のnano-SIMカードを挿入できるデュアルSIMが提供されています。
製造効率化のために、全世界で工業デザインを標準化するAppleが特定の市場で製品設計を変更するは異例です。
ちなみに、Appleも、”中国政府からの要請”とのみ述べており具体的な理由は明らかにしていません。

推測になりますが、中国ではSIMカードの仮想化もしくは内蔵が規制に引っかかるのかもしれません。


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