2020年1月2日、中国深センにてXiaomi、vivo、OPPOの3社が世界中の消費者に革新的なワイヤレスファイル転送システムを提供するための提携を発表しました。
この提携は「Peer-to-Peer Transmission Alliance」と呼ばれ3社は単一のシステムを開発し、異なるメーカー間のスマートフォンでのファイル転送を可能にします。
このシステムは、最大20MB/sのデータ転送速度でインターネットに接続することなく高速でファイルまたはデータ転送を可能にする「Wi-Fi Direct Transfer」と呼ばれるテクノロジーが使用されます。
このシステムを使用すれば、異なるブランドのスマートフォンと、どんなファイル形式でも問題なく転送できるようです。
今後のスマートフォンにはプレインストールされて販売される予定です。既存のスマートフォンはソフトウェアの更新により使用できるようになります。
また、将来的にはXioami・OPPO・vivo以外のメーカーのユーザーでも利用できるようにアプリストアにリリースする可能性もあるとのこと。
Peer-to-Peer Transmission Allianceとして提携したXiaomi・OPPO・vivoは次世代のモバイルエクスペリエンスを推進するために引き続き協力を行い、さらなる、イノベーションを提供することを目指します。
また、このエコシステムを拡大するために他のメーカーの加入を歓迎するとのこと。
似たようなシステムとしてAppleが提供する「AirDrop」があります。
こちらは、iOS端末間でのみ利用可能なシステムだったので、このような機能を待ち望んでいたandroidユーザーも多いことでしょう。
今後、ファイル転送以外にもメーカーの垣根を超えた機能が実装されたり、新たなメーカーがエコシステムに加入したらユーザーの利便性はますます向上することでしょう。