Xiaomiは、Snapdragon 888搭載のフラグシップ機を12月28日に正式発表する予定ですが、充電アダプターが同梱されないことが明らかになりました。
Xiaomi公式Weiboアカウントは、12月26日「環境問題への配慮として、Mi 11に充電アダプターを同梱しないこと」を正式にアナウンスしました。
また、「私たち(Xiaomi)は、この決定が理解されない可能性があることをよく知っていますが、今日、誰もが余った充電アダプターを持っています。それはあなた自身の悩みでもあり、環境への負担となっています。」と述べています。
投稿には動画が添付されており、Mi 11のパッケージの薄さを確認することができます。
Mi 11の公式ポスターにはキャッチコピーとして「轻装上阵」と記されており、筐体の小型化または軽量化が予測されていましたが、それは筐体ではなくパッケージだった模様です。
また、Weiboでは小売業者からのリーク画像としてiPhone 12とMi 11のパッケージを比較する画像が出回っています。
iPhone 12がパッケージを小型化したことは自明ですが、Mi 11も同じくらいコンパクトなパッケージとなっていることが確認されます。
ちなみに、Xiaomi スペイン公式Twitterアカウントは、iPhone 12シリーズが発表されたタイミングで以下のような投稿を行っています。
「おはようございます、今日私たちはスマートフォンのパッケージに充電器が同梱されない夢を見ました。幸いなことに、それはただの悪夢でした。」
Appleの判断を”悪夢”と言って煽っていたものの、結果的にブーメランとなってしまいました。
ただし、懸念点も。
iPhone 12シリーズの急速充電での最高W数は20Wであり、サードパーティ製品なども豊富で一般的に市場で入手が容易でした。
一方、中国認証機関である3C認証の情報として、Mi 11は約5,000mAhで55Wの急速充電に対応するとしています。
55Wレベルの高出力に対応した充電アダプターは高価ですし、市場で入手するのは決して容易とは言えません。
そのため、Mi 11を最大出力の55Wで急速充電をするのではなく20Wの充電アダプターで充電するユーザーも一定数いるでしょう。
Xiaomiのストロングポイントでもある充電速度をユーザーに最大限享受することができなくなり、自分で自分の強みを打ち消しかねません。