数日前、XiaomiのMIUI China ROM(中国版Xiaomi端末)にGMSがインストールできないとの報告があり、Xiaomiはこの件に対する公式声明を発表しました。
WeiboにてXiaomiの公式広報アカウントは、この件について「公式声明」というオフィシャルな形で文書を公開しました。
Xiaomiによると、「MIUI China ROMがGMSをサポートしない件について」と題する文書にて以下のことを公式に明らかにしています。
- 一部の国内モデル(MIUI China ROM)はGMSサービスフレームワークがプリインストールされておらず、ユーザーがGMSをインストールすることはできません。将来的にはユーザーのニーズに合わせてGMSサービスフレームワークをプリインストールされたモデルが追加される予定です。
- 国際版モデルは影響を受けません。
実際に、MIUI China ROMでGMSサービスフレームワークがプリインストールされなくなり、ユーザーが自身でGMSをインストールすることはできなくなったと公式に認めた形となります。
一方、今後中国版モデルでもGMSをインストール可能なモデルを用意する場合がある、および国際版モデルには何も影響がないとのことです。
Xiaomiのスマートフォンソフトウェア部門のディレクターであるZhangGuoquan氏はWeiboにて「GMSサービスフレームワークをプリインストールすると、200MBのメモリと700MBのストレージを使用する必要がります。GMSを必要としない中国国内版モデルでGMSをプリインストールすると、過剰な発熱と電力消費を引き起こす可能性があるため、一部の国内版でGMSを非搭載とする選択をしました。」と説明しています。
Xiaomiによると、今後中国版でもGMSをインストール可能なモデルを追加するとしていますが、公式の発表としてGMSをプリインストールしないスマートフォンのリストは未だ明らかにされていません。
現時点では中国版の「Redmi K30 Ultra」や「Redmi 10X 5G」などでGMSインストール不可との情報が挙がっていますが、今後その他の端末もMIUIをアップデートしたらGMSをサポートしなくなる可能性も残されています。
やはり、GMSを必要とする日本ユーザーの場合、中国版を購入するのは避けて国際版を待つのが良いでしょう。
source(1)