スマートフォンに搭載されるイメージセンサーを製造するSONYですが、24時間稼働の生産体制でも生産が追いついていないとBloombergが報じています。
SONYの半導体事業の責任者である 清水照司氏によると、イメージセンサーの需要に対応するため、休みの間もずっと工場を稼働させているとのこと。
また、今年度、半導体事業への設備投資を2倍の2,800億円に増やし、長崎に建設中の新工場を2021年4月に操業開始する予定です。
清水氏は東京本社でのインタビューで以下のように語っています。
「現在の状況から判断すると、これほど投資しキャパシティを拡大しても、まだ十分ではないかもしれません。」
「生産が追いついておらず、私たちは顧客に謝らなければならない」
なぜ、これほどまでに需要が高まっているのでしょうか。
それは、多くのスマートフォンでトリプルカメラ・クアッドカメラが主流となっているためです。
カメラ1つにつき、イメージセンサーが1つ必要になるため、iPhone 11 Proなどトリプルカメラを搭載するスマートフォンの場合、1台で3つのイメージセンサーが必要になります。
SONYの半導体事業は、PlayStationの次に収益性の高いビジネスとなっており、イメージセンサー市場の51%のシェアを占めています。
同社は2025年までに60%のシェアを目指しています。
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