スマートフォン向けのイメージセンサーでシェア1位を誇るSONY(ソニー)は、スマートフォン向けでは最大となる1/1.1インチのイメージセンサーを開発中であると伝えられています。
この情報は数々の的中実績を持つ著名リーカーの数码闲聊站 氏によって伝えられたもので、同氏によると、ソニーは画素数 5000万画素でセンサーサイズ1/1.1インチのイメージセンサーを開発中であるとしています。
これは、「IMX 800(仮称)」になると見られており、ソニーがスマートフォン向けに展開するイメージセンサーの中で過去最大のセンサーサイズとなります。
また、現行の最大サイズであった「Samsung ISOCELL GN2」のセンサーサイズ 1/1.12インチを上回りスマートフォン向けとしても史上最大のイメージセンサーになります。
イメージセンサーが大きいほど、一画素あたりの面積が大きくなり、より多くの画像情報をセンサーに取り込めるため、高画質な撮影が可能になります。
また、イメージセンサーが大きいほど、光を多く取り込めるので、ダイナミックレンジが広くなり色表現が豊かになる他、ノイズの量を抑えられるなどのメリットがあります。
もし今回のIMX 800に関する噂が事実だとすると、スマートフォンのカメラ性能が一段と向上することが期待できます。
なお、ソニーの新型イメージセンサー IMX 800は、Xioami 12シリーズの最上位機種「Xiaomi 12 Ultra」にて搭載される予定と伝えられています。
Xiaomiは、昨年のMi 11シリーズよりAndroid最上機種を目指すとして、ラインナップにUltraを冠するモデルを追加しました。そして、「Mi 11 Ultra」にて先述した「Samsung ISOCELL GN2」を搭載し、カメラ性能を評価する第三者機関 DxOMarkにて当時1位の評価を得ていました。
そのため、次期 最上位機種となる「Xiaomi 12 Ultra」にて1/1.1インチのIMX 800を搭載し、再び最高のカメラ性能を有するスマートフォンの座を目指すと推測されています。
ちなみに、シャープの「AQUOS R6」やその兄弟機「Leitz Phone 1」、ソニーの「Xperia PRO-I」は、1インチのイメージセンサーを搭載していますが、現在スマホ向けの1インチセンサーは存在しないため、コンパクトデジタルカメラ向けの1インチセンサーをスマホ向けにカスタマイズしたものが利用されています。
未だコンデジクラスの1インチには及ばないものの、それに近い1/1.1インチのイメージセンサー IMX 800が商用化されれば、2022年はXiaomiを始めとして他のメーカーでも大型センサーを搭載するフラグシップ機が複数台発表される可能性があるかもしれません。
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