2017年に登場したディスプレイのサイズ拡大とフロントカメラの共存スタイルのノッチ型カメラ。
初の搭載モデルはEssential Phoneで、その初搭載モデルと思っている方も多いと思いますが、アップルがiPhone Xに採用したことで多くの注目を集めました。
以来、水滴型など形は変われど様々なスマートフォンがノッチ型のフロントカメラを搭載したスマートフォンを発売してきました。
SONYのようにディスプレイの映像体験を壊すものとして、ノッチを採用せずベゼルの中にフロントカメラを搭載するメーカーはもはや少数派となっていました。
(個人的にはSONYの潔い姿勢は尊敬すべきものでノッチは邪魔という姿勢にも同意します)
しかし、2021年後半にはそういったノッチをめぐる流れが大きく変わるようです。
著名リーカーのIce universe氏によるとSamsung(折りたたみ)、Xiaomi(Mi MIX 4)、OPPO(折りたたみ)、vivoとZTE(大幅に改良されたモデル)といった複数のメーカーがディスプレイ下埋め込み型カメラを搭載したスマートフォンを2021年後半にも発売する計画中だとTwitterにリークしています。
SONYやSHARP、富士通、京セラといった日本国内のメーカーがまったく触れられていないのは少し寂しい気もしますが、ようやくノッチから解放される日が近づきつつあるようです。
名前が挙がったメーカーのうち、ZTEに関しては既に世界初のディスプレイ下埋め込み型カメラを搭載したスマートフォン「ZTE AXON 20 5G」や日本国内で楽天モバイルに提供した「Rakuten BIG」を発売済みのため、順当というようにも見えます。
しかし、初の商業モデルということもあり、明るい画像や文字がフロントカメラ部分にかかるとギザギザした荒いドット感が見えてしまったり、文字の一部がかけてしまったりと品質面ではまだまだこれからという部分が見て取れました。
レビュアーの中にはダークモードを多用するべきという意見も散見されたほどです。
しかし、ZTEからはこの「ZTE AXON 20 5G」から大きく改善したモデルを発売すると言われているため、実際に商品化した知見からどういった改善を盛り込んでくるのか、今から期待が止まらない状態となってしまいます。
ZTE以外のメーカーも、Samsungはフォルダブルスマホで発売すると言われているため、やはり「Galaxy Z Fold3」が対象になる期待感が増していきます。
フォルダブルスマホの形での発売はOPPOも取り組んでいるとリーク情報の中で語られているため、フォルダブルスマホとあわせてノッチ後の新しいスタンダードをどのメーカーが牽引していくのか今から楽しみで仕方がありません。