2020年10月9日、Samsungは5nmプロセスで製造された最新SoC Exynos 1080の詳細を明らかにしました。
Samsung Semiconductor China ResearchInstituteの所長であるDr.Pan Xuebao氏はインタビューの中で「Exynos 1080」の開発を明らかにしました。
同氏によると正式な発表は間もなくとのこと。
Exynos 1080は、Apple A14、Snapdragon 875、Kirin 9000、Exynos 2100と同様に5nmプロセスで製造された5G対応のハイエンドSoCとなります。
Exynos 980では、CPUにARM Cortex-A77、GPUにARM Mali-G76採用していましたが、Exynos 1080では、CPUにARM Cortex-A78、GPUにARM Mali-G78を採用することが明らかになっています。
CPU、GPUともにARMの最新アーキテクチャを採用しており、Exynos 1080はフラグシップレベルに達し、中国市場向けに特別に設計されているとのことです。
ARMの公式データによると、同じプロセス条件下で、A78のCPUパフォーマンスはA77と比較して約20%向上し、G78のGPUパフォーマンスはG77と比較して25%向上しています。
Dr.Pan Xuebao氏は、Exynos 1080のAntutuスコアを約65万点と明らかにしており、Snapdragon 865+の約63万点を上回ります。
Exynos 980が、vivo S6 5Gやvivo X30/X30 Proで搭載されていたことから、Exynos 1080はvivoで初採用されるとの見方が強いです。
一方、Samsungは5nm製造プロセスのSoCとしてExynos 1080だけでなくExynos 2100も製造していると伝えられています。
Exynos 2100は、Galaxy S21(またはGalaxy S30)にて搭載されるSoCであり、Samsungの最上位モデルという立ち位置からExynos 1080以上の性能が期待されています。
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