Samsungは、スマートフォンやチップ、家電製品を含む全製品のロシアへの輸出を停止したと発表しました。
ウクライナ副首相ミハイロ・フェドロフ(Mykhailo Fedorov)氏は3月4日、Samsungに対して「世界平和のための一歩を踏み出してください」と述べ、Samsungの製品とサービスをロシアへ提供するのを停止するように要請していました。
この要請に応える形でSamsungは、3月5日にロシアへの全製品の輸出を停止したほか、サービスの提供も停止したと明らかにしました。
また、同社は難民への支援を含む地域全体の人道的活動を積極的に支援することを表明し、家電製品100万ドル相当を含む600万ドルの寄付を行うとしています。
Samsungは、2021年第4四半期にロシアで30%の市場シェアを獲得しており、Xiaomiの23%、Appleの13%を上回りロシア最大のスマートフォンメーカーとなっています。
また、Samsungは多くの家電製品でもロシアの国内市場1位を占めています。
既にAppleによるロシアへの全製品の輸出停止が発表されていますが、それ以上にSamsungの輸出停止はロシア国内へ与える影響は大きいとみられます。
Samsungは同社最新スマートフォン「Galaxy S22」シリーズのロシアでの販売を予定していましたが、もちろん同製品の販売も停止されています。
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