Samsungが近日発表するとみられるスマートウォッチ「Galaxy Watch」シリーズの次期モデル「Galaxy Watch 4」について詳細なレンダリング画像のリークを海外メディア91mobilesが報じています。
現行モデル「Galaxy Watch 3」の特徴的なデザインであった独自の「回転式ベゼル」はどうやら廃止し、外観は「Galaxy Watch 3」以前のモデルに回帰しているようにも見えます。
ベゼルを回転させることでタッチなしで操作できる回転式ベゼルはデザインと機能がうまく融合しているGalaxy Watchの魅力の1つであったため、少し残念な気もします。
ボタンの形も円形から長方形に変わっており、クラシックな時計にデザインを寄せていた「Galaxy Watch 3」からクラシックフォルムではなく、いかにもスマートウォッチのようなデザインの方向性を大きく変えたようにも伺えます。
好みがわかれるところではありますが、クラシックな時計にデザインを寄せることで他のスマートウォッチとは異なるデザインかつガジェット好き以外にも受け入れやすいデザインであったことを考えるとこれも賛否両論がありそうです。
時計本体のサイズは40mmと44mmの2種類が用意され、ディスプレイガラスには「Gorilla Glass DX+」を採用し、5気圧防水やアメリカ国防総省制定MIL規格(MIL-STD 810G)に準拠するなどハードな利用シーンにも耐えることができるスペックになっているようです。
本体のカラーバリエーションはブラック、シルバー、ダークグリーン、ローズゴールドの4種類、ベルトのカラーバリエーションは他にもオプションがありそうな画像が紹介されています。
また、米メディアGSMArenaによると、生体センサーには新たに体組成計などに使用される「生体電気インピーダンス(Bioelectrical Impedance Analysis(BIA))センサー」が採用されるようです。
心拍数センサーとSpO2センサーをBIAセンサーに含めることで脈拍、血中酸素濃度の測定に加えて体脂肪、筋肉量といった体組成についても計測できるようになるようです。
残念ながら噂されていた血糖値モニタリング機能は「Galaxy Watch 4」には搭載されないようですが、スマートウォッチの健康管理機能の進化が止まらない状況には驚くばかりです。
「Galaxy Watch 4」では、OSを現行モデル「Galaxy Watch 3」で採用していた「Tizen」をGoogleの「Wear OS」に統合すると言われており、デザインの大きな変更とあわせてUIやUXでもどのような変更があるのか、要注目と言えます。
Samsungは、6月28日から7月1日にかけてオンラインで開催される「Mobile World Congress 2021」に出展すると発表しており、プレスリリースの画像にスマートウォッチやフォルダブルスマートフォンのアイコン画像が表示されており、なんらかの発表があることを期待してしまいます。