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【シームレスなズーム機能を実現】Samsungが「Galaxy S22 Ultra」に連続式光学ズームを搭載か


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ここしばらくの間、Samsungの新モデル「Galaxy S21」シリーズをTVCMで見かけることが多くなっているのではないでしょうか。
強化されたカメラ機能を前面に押し出し、8Kビデオからの好きなタイミングでスナップショットを切り出したり、シングルテイク機能によって1回のシャッターで多彩な表情を撮影できるなど魅力あふれる機能が満載でTVCMを見て購入に前向きになっている方もいることでしょう。

8Kビデオ撮影からのスナップショット切り出し

しかし、おそらく1年後に発売される次世代モデル「Galaxy S22」シリーズカメラ機能はさらに大きなパワーアップを果たすことでしょう。
既にリーク情報などからオリンパスとの協業による開発の話、次期モデルでも3DToFセンサーを必要としないポートレート撮影機能2億画素もの超高画素イメージセンサーの採用など「Galaxy S22」シリーズに搭載されることが噂されている画期的な技術が矢継ぎ早に報じられています。

そして、またもや新しい画期的な機能が「Galaxy S22」シリーズの最上位モデルとなる「Galaxy S22 Ultra」に採用される可能性があるとの話をSamsungの情報では定評のあるガジェットメディアSAMMOBLIEが報じています。

著名なリーカーであるIceUniverse氏によるリーク情報によるとペリスコープ型レンズユニットが可動式となることでシームレスな連続式光学ズーム機能を搭載することが可能になると言われています。
ペリスコープ型のレンズ自体はスマートフォンのカメラに高倍率の光学ズームを実現するためにHuaweiを始めとした複数のメーカーで採用されている技術です。
最近ではSONYでもXperiaの新モデルで採用することを発表しているため、ガジェット好きな方の中ではもはや目新しいものではなくなりつつあることでしょう。

しかし、現在使われているペリスコープレンズユニットや望遠レンズユニットではレンズユニットが固定されているため、設計された倍率に対してのみ光学ズーム機能を提供するようになっています。
そのため、ペリスコープレンズを高倍率ズームで設計した場合、その倍率に達するまでの倍率はデジタルズームもしくは中間のズームレンズとの併用が必要となっていました。

2つの望遠レンズを搭載したGalaxy S21 Ultra

事実、Samsungの現行フラグシップモデル「Galaxy S21 Ultra」では3倍と10倍の2つ望遠レンズを搭載しており、3倍から10倍までの間のズームレベル、例えば5倍ズームで撮影を行う場合3倍ズームレンズとデジタルズームの併用でズーム機能を実現している状態となっています。

SONYの可変式望遠レンズも画期的

SONYが最近発表した「Xperia 1 III」では世界初の可変式ペリスコープレンズにより1つのレンズで3倍と4.4倍のズーム機能を実現しています。
この技術も画期的な技術ではありますが、可変式と言っても「3倍」と「4.4倍」の2種類のズーム機能に対応したものであり、3.8倍など中間のズームはやはりデジタルズームとの併用となっています。

ユニット内を自在に可動できる画期的なレンズユニット

このSONYが実現した技術をさらに推し進めたものがSamsungが「Galaxy S22 Ultra」に搭載しようとしているのではないかと噂されている連続式のペリスコープレンズユニットです。
このユニットでは決められた倍率だけでなく、レンズがユニット内を自由に可動することでデジタルズームを併用することなく、光学ズーム機能によってシームレスなズーム撮影を可能にする技術となっています。

もちろん設計の限界を超えたズームはデジタルズームを組み合わせた超解像度ズームとなります。
しかし、光学ズームレンズ搭載と聞くとその倍率まではすべて光学ズーム機能よってズーム撮影が行われていたと思ってみたら実はデジタルズームを使っていたことを聞き、驚きとともに少しがっかりした感じを受ける方もいるのではないでしょうか。
そんな方にとってはこの新しい技術が搭載されれば、光学ズームへの勘違いが勘違いではなくなることになります。
スマートフォンのカメラで今以上にきめ細かな光学ズームレンズによる撮影を実現できる日も遠くないことに再び驚いてしまうかもしれません。

そんな画期的な技術ではありますが、報じられている「Galaxy S22 Ultra」への搭載は、開発が順調に進むことが前提条件となるでしょうし、最終的にSamsungがどういう組み合わせで製品開発を行うかは不明であり、「Galaxy S22 Ultra」にこの連続式光学ズームカメラユニットが採用されると確定された情報は今のところありません。
しかし、実現されればどこまでスマートフォンのカメラは進化するのか、今でもそうかもしれませんが、コンパクトデジタルカメラが本当の意味で、もはや必要ないガジェットとなってしまう日も遠くないでしょう。

今回はリアカメラのお話でしたが、「Galaxy S22」シリーズでは、リアカメラ以外にもフロントカメラがディスプレイ埋め込み型となり、パンチホールがなくなると言われていますし、AMDと共同開発しているSoCが採用されることで最新のiPhoneを上回る処理性能となるという噂もあります。

あまりの性能アップに現行モデルを購入するつもりになっていた方の中には踏みとどまってしまうかもしれませんが、まだ1年先の話ですし、そんな夢のような話が現実になる日が近づきつつあるのかと期待を持ちながら、現在のスマートフォンをさらに愛用するのか、1年先の技術にはとどかないまでも少しでも近いレベルの体験を得るために「Galaxy S21」シリーズを購入するのか、検討してみるのもいいでしょう。

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