ベンチマークアプリ Geekbenchを開発・提供しているPrimate Labsは、SamsungのGame Optimizing Service(GOS:ゲーム最適化サービス)がベンチマークの不正に該当するとしてベンチマークリストから除外すると明らかにしました。
ベンチマークソフト Geekbenchは、Samsung製スマートフォンに内蔵されているシステムアプリGame Optimizing Service(GOS:ゲーム最適化サービス)がゲーム等のアプリのパフォーマンスを制限していること。また、GOSがアプリケーションの動作ではなくアプリのパッケージ名(パッケージID)を識別してパフォーマンスを制限し、ベンチマークアプリをパフォーマンス制限の対象としていないことを受けて、GeekbenchのベンチマークリストからSamsung製スマートフォンを除外することを発表しました。
Geekbenchは、Samsungのこれら操作をベンチマークの不正と捉え、Galaxy S22、S21、S20、S10シリーズの全てのモデルをベンチマークリストから除外しました。
一方、Galaxy NoteやAシリーズでは不正は行われていないとして、ベンチマークリストには引き続き掲載されています。
Samsungのパフォーマンス制限問題が消費者の間で広がりを見せる中、Samsungはこの問題を公式に認め、問題を解決するためのパッチを配信することを明らかにしています。
同社によると、Samsung Galaxy S22シリーズのGOS(Game Optimizing Service)は、CPUとGPUのパフォーマンスを最適化し、ゲームを長時間プレイした際の過度の発熱を防ぐためにプリインストールされているとのこと。
また、「多様なニーズに応えるために、Game LauncherおよびGameBoosterアプリでパフォーマンス優先モードを提供するソフトウェアアップデートを間もなく実装します。」と問題の修正を予告しています。
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