ご存知のように現在、世界ではコロナウイルス(COVID-19)が現在進行形で大流行しています。感染を防止するために不要不急の外出は自粛を余儀なくされ、イベントやライブ、コンサートなどは相次いで中止に追い込まれています。
また、生活必需品を除く多くの製品の需要が低下。それにより多くの業界が打撃を受けています。
スマートフォン業界もやはり、この影響を大きく受けています。
2月に開催される予定だった世界最大のモバイルイベントであるMWC(Mobile World Congress)は中止。そのため多くのスマートフォンメーカーが、独自のオンラインイベントで新型スマートフォンを発表しました。IT専門会社のIDCによると、2020年第1四半期の世界スマートフォン出荷台数は2億7580万台で、前年の3億1230万台に比べ11.7％も減少。厳しい状況が続いており、場合によっては今年後半に発表される予定の新型スマートフォンも、発表が中止になる可能性があります。
ここで朗報です。Samsungが公式に、Galaxy Note 20シリーズとGalaxy Fold 2を今年後半にリリースすることを認めたようです。
Samsung Electronicsは先月29日、2020年第1四半期の業績結果を発表。コロナウイルスによって製品の販売が低迷したことなどを報告しました。
その中で、少なくとも「第2四半期以降に」、「差別化がされた2つの異なるプレミアムな製品」がリリースされるだろうと述べました。このプレミアムな製品がスマートフォンであることは間違いありません。この情報から、海外の多くのガジェット情報サイトでは、これらはGalaxy Note 20とGalaxy Fold 2を指していると見ています。
Galaxy Note 10シリーズの発表は去年8月。さらにFold 2も9月に発表されています。また、Samsungの「プレミアム」なスマートフォンとは、おそらくSシリーズ、Noteシリーズ、Foldシリーズ、そしてFlipシリーズを指すはずです。
この2点を考えると、言及された2つの製品というのが、Galaxy Note 20シリーズとGalaxy Fold 2のことを示唆している、というのは納得です。
Galaxy Note20シリーズとGalaxy Foldのスペック、デザインについては、すでにいくつかの情報がリークされています。SIM太郎にも記事があるので、ご参照下さい。
Galaxy Note 20の記事はこちら
Galaxy Fold 2の記事はこちら
また、最近になってGalaxy Note 20の追加情報がリークされています。特に本日発表のSamsung公式の動画には衝撃的なシーンが映っています。
これはSamsungの公式サイトから発見されたとされるものです。誤って一時公開してしまったのかどうかはわかりませんが、画像の中央にある端末がGalaxy Note 20なのだそう。
この端末、不思議なことに、フロントカメラが見当たりません。
また、画面右側の側面には物理ボタンが無いように見えます。
前々から次期Galaxy Noteにはディスプレイに内蔵されたフロントカメラが搭載される、という噂がありますが、真偽はわかりません。
また、パンチホールカメラが画像からは見えない場所、具体的にはディスプレイの左上にある可能性もあります。
また別のソースからの情報によると、Galaxy Note 20シリーズには自社新型SoCのExynos 992か Snapdragon 865が搭載されるとのことです。
そして2つ目は、本日YoutubeのSamsung公式チャンネルで公開されたこの動画。
動画のメインはテレビで、スマートフォンと簡単に無線接続できることをアピールしている様です。
注目なのは、動画で登場するスマートフォンのデザイン。
なんと、パンチホールが存在しません。
筆者も何度も動画を確認しましたが、やはりありません。仮にこれがコンセプトモデルだとしても、編集や修正がされていなければ、Samsungは既にフロントカメラ内蔵のディスプレイの開発に成功している、ということになります。
この2つの新情報を重ね合わせると、Galaxy Note 20シリーズにはフロントカメラ内蔵のディスプレイが搭載されるのではないか、と考えられます。
にわかに信じ難いことですが、本当ならばこれは、世界初の快挙です。
次の情報はGalaxy Fold 2のものですが、こちらはほとんどおまけです。
Youtube上で、Galaxy Fold 2のコンセプトイメージが公開されました。この画像の信憑性は無い様なものですが、想像を掻き立てる良いデザインですね。Fold 2はS-penに対応することが以前からリークされており、それによって大画面を活かした使い方がさらに広がりそうです。
無責任な意見かもしれませんが、コロナに負けずに頑張って欲しいですね。
