Samsungは、5Gモデムを統合したハイエンドSoC「Exynos 2100」を正式発表しました。
Exynos 2100は、5nmプロセスで製造されており、CPUには、1 + 3 +4コア配置のオクタコアチップセットを搭載。
それぞれ、最大2.9GHzでクロックされるCortex-X1コア、3つのCortex-A78コア、4つのCortex-A55コアが採用されています。
Samsungによると、前世代のExynos 990に比べてマルチコアのパフォーマンスが30%向上し、シングルコアのパフォーマンスが19%向上。
GPUには、Mali-G78GPUを搭載しており、Exynos 990と比較してグラフィックパフォーマンスは40%向上していると主張しています。
また、新機能として「AMIGO」をリリース
「Advanced Multi-IP Governor」の頭文字をとったもので、CPU、GPU、およびその他のプロセスの電力使用量を監視および最適化し、バッテリー持ちをより長引かせます。
カメラは200MPまで対応
そして、4K120FPSでの録画、8K60FPSでの再生
ディスプレイは最大でUHD @ 120Hz、QHD+ @ 144Hzに対応しています。
Exynos 2100は既に大量生産が行われており、1月14日に発表されるGalaxy S21シリーズ(一部市場)に搭載されるとみられます。
Exynos 990 | Exynos 1080 | Exynos 2100 | Snapdragon 888 | Kirin 9000 | |
製造プロセス | Samsung 7 nm EUV | Samsung 5 nm EUV | Samsung 5 nm EUV | Samsung 5 nm EUV | TSMC 5 nm EUV |
CPU | 2x M5 @ 2.73GHz 2x Cortex-A76 @ 2.5GHz 4x Cortex-A55 @ 2.0GHz | 1x Cortex-A78 @ 2.8GHz 3x Cortex-A78 @ 2.6GHz 4x Cortex-A55 @ 2.0GHz | 1x Cortex-X1 @ 2.9GHz 3x Cortex-A78 @ 2.8GHz 4x Cortex-A55 @ 2.2GHz | 1x Cortex-X1 @ 2.84GHz 3x Cortex-A78 @ 2.42GHz 4x Cortex-A55 @ 1.8GHz | 1x Cortex-A77 @ 3.13GHz 3x Cortex-A77 @ 2.54 GHz 4x Cortex-A55 @ 2.05GHz |
GPU | Mali-G77 MP11 | Mali-G78 MP10 | Mali-G78 MP14 | Adreno 660 | Mali-G78 MP24 |
NPU | 15 TOPS | 5.7 TOPS | 26 TOPS | 26 TOPS | 不明 |
5Gモデム | 7.35Gbps (ミリ波) 5.1Gbps (sub6) | 3.67Gbps (ミリ波) 5.1Gbps (sub6) | 7.35Gbps (ミリ波) 5.1Gbps (sub6) | 7.5Gbps (ミリ波) sub6 | 6.5Gbps (ミリ波) 4.6Gbps (sub6) |