
realmeは8月3日、中国にて新たな充電テクノロジーとしてAndroidとしては初となるマグネット式ワイヤレス充電「MagDart」の発表および、対応機種としての「Realme Flash」を含むMagDart関連製品を多数発表しました。

realme Flash

ただし、同社は「realme Flash」の商用化については言及しておらず、あくまでMagDartのためのコンセプト機となっています。
今後の同社フラグシップ機にてMagDart充電に対応するスマートフォンが発表されることでしょう。
50W MagDart Charger

このうちの1つが、マグネット式ワイヤレス充電として世界最速の充電速度となる「50W MagDart Charger」です。

ゲームプレイ時にケーブルが邪魔にならないように、充電器を回転させて装着させることが可能。また、ハイパフォーマンス時の発熱に加え、磁気充電での発熱を抑えるために「50W MagDart Charger」は冷却ファンを搭載します。

同社、有線の急速充電技術「50W SuperDart」と比較して、20%までの速度は同じ5分、フル充電まではやや遅くなるもののほぼ同水準で充電することができるとしています。
一般的に充電速度が遅いとされるワイヤレス充電、しかもマフネット式ワイヤレス充電にて有線と同じスピードを実現するのは驚愕です。
15W MagDart Charger

こちらは、冷却ファンを搭載しないモデルで世界最薄となるマグネット式ワイヤレス充電器

Appleの「MagSafe」充電器は5.3mmであり、26.4%もの薄型となっています。

MagDart Power Bank

Appleが7月に発売した「MagSafeバッテリーパック」と同様のコンセプトになりますが、Appleのは最大5Wのワイヤレス充電であるのに対し、「MagDart Power Bank」は最大15Wのワイヤレス充電が可能です。

MagDart Power Bank Base

このスタンドに「MagDart Power Bank」を置くとモバイルバッテリーが充電される他、スマートフォンをワイヤレス充電できる2通りの使い方ができます。
在宅中は「MagDart Power Bank」を「MagDart Power Bank Base」に装着してワイヤレス充電スタンドに、そして外出時にはそのまま「MagDart Power Bank」を付けたままのスマートフォンを取り外せばモバイルバッテリーになります。
MagDart Beauty Light

同製品は、磁気ワイヤレス充電機能はありませんが、磁気ワイヤレス充電をサポートするスマートフォンにマグネットで装着ができます。

明るさや色温度を調整することができ、より明るく綺麗な撮影ができるようになるとしています。
LEDライト部分はフリップ式になっており、リアカメラだけでなくインカメラでの自撮りにも対応します。
MagDart Wallet

ワイヤレス充電機能はありませんが、3枚のカードを収納することができます。

スタンドを立てることでスマートフォンを立てかけることができます。
MagDart Case

「realme GT」はマグネット式ワイヤレス充電には非対応ですが、同ケースを装着させることで実質的にMagDartに対応させることが可能となります。
カラーはブラックでカーボン素材が採用されています。

realmeはマグネット式ワイヤレス充電MagDartのエコシステムを「MagDart Fusion Plan」と名付け、今後は対応するスマートフォンの展開および、追加のMagDart関連製品を拡充していくとのこと。
また、今回発表された製品を全て製品名と機能のみであり、発売日と価格は明らかにされていません。