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次期ハイエンドSoC「Snapdragon 898」は性能が約20%向上か。CPU/GPUが大幅強化、課題は発熱


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Qualcommは今年12月に次期ハイエンドSoC「Snapdragon 898(仮称)」を発表予定としていますが、現行のSnapdragon 888と比較して性能が約20%程度向上すると伝えられています。

これは、リーカーの数码闲聊站氏によって報告されたもの。
同氏によるとSnapdragon 898( コードネーム:SM8450)は、Samsungの4nmプロセスにて製造されており、最初の内部テストが実行されているようです。
また、性能が約20%向上する一方で、これまで同様に発熱量も大きいとのことです。

どうやら次期SoCでもクロック周波数を高めることで性能の向上を目指したのでしょうか。現行のSnapdragon 888+ですら最大3GHzですので、次期SoCでも発熱が懸念されます。

Snapdragon 898を搭載するハイエンド機は、メーカー側で如何にして冷却効率を高めるかが焦点になりそうです。

Snapdragon 898の仕様をこれまでのリーク情報からまとめると、CPUはSnapdragon 888のKryo 680からKryo 780に、GPUはAdreno 660からAdreno 730に、ISP(カメラ処理)はSpectra 580からSpectra 680に、モデムはSnapdragon X60からSnapdragon X65へと刷新されるとしています。

また、CPUのKryo 680はArmの「Cortex-X1」が搭載されていましたが、Kryo 780では最新アーキテクチャであるArmv9を採用した「Cortex-X2」が搭載されることが予想されています。
Armの公式発表によると、「Cortex-X2」は「Cortex-X1」と比較して性能が約16%向上するとしています。

さらに、Lenovo中国の携帯電話事業部長のChen Jin氏は「SM8450(Snapdragon 898)に搭載させる次世代にフラグシップGPU(Adreno 730)は大幅にアップグレードされている。」と発言

CPUおよびGPUのアップグレードによりSnapdragon 898では大幅なパフォーマンス向上が見込まれていますが、それと同時に発熱が懸念されます。

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