スマートフォンは性能の向上とともに価格も増々高くなっています。
2020年のハイエンドSoC Snapdragon 865を搭載したAndroidスマートフォンも主に10万円前後の価格設定がなされてますが、今後はさらに高価格化するようです。
韓国のIT機器、業界関連の議論サイトである「클리앙」にて台湾の半導体関係者経由の情報と見られると書き込みがありました。
内容としては、現在Xiaomi内部で次期フラグシップ機の価格設定をどうするかで激しい議論が交わされているとのこと。
理由は、QualcommがXiaomiに納品するSnapdragon 875チップセットの単価が約250ドルと非常に高価であり、Snapdragon 865チップセットの150~160ドルと比較して遥かに値上がりしているためです。
Xiaomiはカメラなどの他のコンポーネントのコストをさげることによって従来のフラグシップ機の価格帯と合わせることを検討しているようですが、この議論は難航しているようです。
Snapdragon 865は5Gモデムが内蔵されておらず、”Snapdragon X55 5G Modem”を外付けする構造になっています。
一方、Snapdragon 875は”Snapdragon X60 5G Modem”を内蔵すると伝えられています。
そのため、5Gモデム分の価格が上乗せされることは妥当ですがSoC単体としてもSnapdragon 875は865と比較して50ドルほど高価になるとのこと。
Snapdragon 875チップセットの価格が本当に250ドルであるかどうかは、より確度の高い情報が必要となりますが、この情報を真実と仮定すると、2021年のAndroidフラグシップ機は一段と高価になることでしょう。
また、従来のラインナップと価格帯を合わせるために他のスペックを抑えるなどの措置も考えられます。
source(1)