OPPOは、同社カスタムROM「ColorOS」にて新たに追加された新機能「仮想メモリ」を少しずつ同社製スマートフォンに対応させつつあります。
OPPOは5月31日、グローバルにて一部のスマートフォンがソフトウェアアップデートを介して仮想メモリをサポートすることをプレスリリースにて正式に発表しました。
発表時点での対象端末はOPPO Reno5シリーズ(Reno5 5G / Reno5 5G Pro / Reno5 Z)、A94、A74のみであり、今後、その他のモデルおよび市場でも実装するとしていました。
そもそも「仮想メモリ」とは、ストレージの一部をメモリとして利用する際にストレージ上に作成されるファイルのことを言います。
そして、端末の物理メモリが不足している際に、一時的に仮想メモリにデータを移すことで端末の動作が重くなることを防ぐことができます。
(※メモリとストレージでは転送速度が異なるため、厳密には仮想メモリの分だけメモリが拡張されるという訳ではありません。)
そして、「OPPO Find X2」で2021年6月のAndroidセキュリティパッチを更新したところ、新たに「OPPO Find X2」でも仮想メモリ機能をサポートしていることが分かりました。
当該端末は、OPPO Find X2(CPH2023:海外版)でメモリ12GB、ストレージ256GBのモデルです。 [設定] の [端末情報] からRAMを確認すると12GBの横に緑で+3GBの記載が確認できます。
また、RAM情報をタップすると、仮想RANの有効化ボタンおよび3GB/5GB/7GBから仮想メモリの容量を変更することができます。
つまり、同端末はアップデートにより物理メモリ12GB+仮想メモリ7GBで最大19GBのメモリを実行できることになりました。
(※現時点では国内版OPPO Find X2 Proにはアップデートは来ていません。)
ただし、仮想メモリの容量は2GB/3GB/5GBとなっています。OPPO Reno5 Aの物理メモリは6GBですので、仮想メモリを合わせると最大11GBとなります。
公式から仮想メモリの詳細について多くはアナウンスされていないため推測となりますが、OPPO Find X2のようなフラグシップ機は3GB/5GB/7GB、OPPO Reno5 Aのようなミドルレンジ機は2GB/3GB/5GBの仮想メモリをサポートしているのかもしれません。
最新のアップデートにより「OPPO Reno3 A」にて最大5GBの仮想メモリ機能が実装されました。少しずつ対応端末を追加している模様です。
現時点では、どの市場およびどのモデルが仮想メモリに対応するかは完全に判明しておらず、サイレントでアップデートが行われている状態です。
OPPO端末をお使いの方は、最新バージョンにアップデートした上で [設定] の [端末情報] からRAMを確認すると良いかもしれません。
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