スマートフォン業界において中国市場は世界最大のマーケットであると同時に最も競争の激しいマーケットと言えます。
そんな中国市場でOPPOが同社初となるシェア1位を獲得したことが明らかになりました。
市場調査会社 Counterpoint Research が3月5日に公開したレポートによると2021年1月の中国スマートフォン市場でOPPOは21%のシェアで1位を獲得しました。
OPPOの売上高は前月比33%増、昨年同期比26%増の好調さを見せています。
続いて、vivoの20%、HUAWEI、Xiaomi、Appleの16%と続きます。
上記グラフはOPPOの2020年7月から2021年1月の中国市場でのシェアを表しています。(濃い緑は全体、薄い緑は5Gスマートフォン)
Counterpoint Research のアナリストによると、OPPOの躍進の理由としてRenoシリーズのリブランディングにより、従来よりも低価格で高性能な端末を発表したことで、比較的購入しやすくなったこと。
また、ミドルレンジ帯においてもAシリーズの発表によりOPPOの製品ポートフォリオが強化され、中国国内で需要の高まっている5Gスマートフォンを低価格で提供できたことが挙げられています。
OPPOは、Reno5シリーズとしてReno 5、Reno 5 Pro、Reno 5 Pro+を発表しましたが、無印「OPPO Reno 5」は前モデル「OPPO Reno 4」と比較してリフレッシュレートの向上、メインカメラの強化、バッテリー容量の増量を行っていますがSoCは同一でマイナーチェンジに留まっています。
しかし、中国国内価格では2,699元と前モデルよりも約10%ほど価格を落としており、これが功を奏した模様です。(※中国市場の価格のみ。)
2021年1月の単月のみの結果ですが、OPPOが中国シェアで1位を獲得したのは初めてです。3月には同社フラグシップ機の「OPPO Find X3シリーズ」の発表を控えており、どこまでシェアを伸ばすことができるのか注目です。
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