OnePlusは、OxygenOSおよびColorOSを廃止し、その2つを統合した新たなOSを開発中であることを明らかにしました。(※OSの名称は未定)
これは、OnePlus創業者のPeteLau氏が同社公式フォーラムにて明らかにしたものであり、OnePlus公式が明言しているものとなります。
Pete Lau氏は、OxygenOS開発チームとColorOS開発チームが統合されていることを改めて強調し、統合OSの開発は OnePlusのOxygenOS 12および、OPPOのColorOS 12にて既に開始されている模様。
統合OSは、 OxygenOSの高速でシンプルな体験とColorOSの安定性と豊富な機能の良いところをそれぞれ足した全く新しいOSになるとのことです。
新しい統合OSは、2022年に発売予定の次期フラグシップ機「OnePlus 10」シリーズでのプリインストールを予定しています。また、同社によると2022年のAndroidアップデートまでには開発が完了する予定とのこと。これは、「OnePlus 10」シリーズだけでなく、Googleの次期OS「Android 13」へのアップデートをサポートする既存のOnePlus端末が統合OSへのアップデートを取得することを意味しています。
やや複雑なので整理すると、OnePlusはこれまでグローバル市場向けのOxygenOSと中国市場向けのHydrogenOSの2つのOSを持っていました。そして、2021年6月にOPPOとの統合が発表されたことにより、HydrogenOSを廃止し、中国市場向けにはOPPOのColorOSが搭載されることとなりました。一方、この時点ではグローバル市場向けのOxygenOSは継続されるとアナウンスされていました。
実際、「OnePlus 9」シリーズは中国版はColorOS、グローバル版はOxygenOSが搭載されています。
しかし、今回新たに発表された統合OSの計画により、中国版のColorOS、グローバル版のOxygenOSのどちらも廃止し、その2つを統合したOSを中国市場およびグローバル市場の両方で展開していくとのことです。
ちなみに、ColorOSを廃止するのはOnePlusであり、OPPOは引き続きColorOSを採用していくと見られます。(※OPPOによる発表はないためOPPOも統合OSを新たに採用するかは不明)
これほどまでに、OSを変更するAndroidメーカーは珍しいですが、「OnePlus 2.0」と銘打たれているプロジェクトだけに期待が募ります。
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