3月23日の正式発表までもう目前となった「OnePlus 9 Pro」ですが、その魅力の一端を示すティーザー動画がYouTube上やOnePlus 9シリーズの公式発表予告サイトにアップされています。
1つには風景や星空を背景に「OnePlus 9 Pro」と思われるスマートフォンのディスプレイにも同じ背景を映し、スマートフォンと背景の境目にベゼルが見えず、一体化しているかのような動画になっています。
ベゼルをこれ以上にないほど極薄化し、ほぼ全画面ディスプレイを実現したということをアピールすることが狙いでしょう。
とはいえ、ベゼルレスをアピールする際の定番手法と言えなくもありません。
それよりももう1つのティーザー動画が衝撃的で、「OnePlus 9 Pro」の充電がどれほど高速なのかをしっかりアピールする動画になっています。
動画の構成は、OnePlus 9 Proと比較用に他社のスマートフォン(Another Phoneとしていますがどう見てもiPhone。サイズ感から見てiPhone 12 Pro Maxでしょうか)がともに電池切れの状態から充電を開始し、どちらが先に充電完了となるか見るものになっています。
15分ぐらいで「OnePlus 9 Pro」は早くも35%に達していますが、iPhoneは27%と30%にまだ届いていない様子。
さらに15分を経過し、30分に達したところでiPhoneは53%と半分を超えてきていますが、「OnePlus 9 Pro」は既に71%と、その時点で外出しても問題ないレベルまで回復済みとなっています。
そして開始から43分6秒後、ついに「OnePlus 9 Pro」の充電が完了しましたが、
iPhone側はようやく72%と大きく差をあけられており「OnePlus 9 Pro」の完全勝利となります。
「なるほどiPhoneよりかなり高速に充電できるのか」と視聴者は思うことでしょう。
しかし、動画には続きがあり、最後に大きなサプライズを見せてくれます。
先に充電を終えた「OnePlus 9 Pro」を充電スタンドから外すのですが、ケーブルが刺さっていないため、スタンドからさっと持ち上がります。
つまりワイヤレス充電で充電していたということです。
そしてその隣で比較試験をしていたiPhoneはというと、ケーブルが刺さっている状態で充電しているのです
このデモでは「OnePlus 9 Pro」は有線ケーブルで充電しているiPhoneにワイヤレス充電で圧勝してしまうという驚きの結果を示しています。
なお、「OnePlus 9 Pro」の有線ケーブルによる充電では65Wの急速充電に対応しているため、ティーザー動画で示された充電時間よりもさらに短い「29分」で充電完了するとのことです。
ただし、この高速なワイヤレス充電ですが、常にiPhoneの有線充電より早いかというと、一般的なQi充電器ではなく、専用のワイヤレス充電器を利用する必要があるようです。
Qi規格の最大出力は15Wとなっていますが、「OnePlus 9 Pro」の専用ワイヤレス充電器はQi規格の出力を大きく超える50Wもの充電能力を持つため、これほどの高速充電が可能となっているようです。
また、この高速ワイヤレス充電をサポートするのは「OnePlus 9」シリーズの中でもフラグシップモデルとなる「OnePlus 9 Pro」のみとなるようです。
残りの「OnePlus 9」シリーズはQi規格の15Wが最大出力となるようなので、ティーザー動画で示されたような次元の違う充電速度を体験したい場合は、「OnePlus 9 Pro」一択となるわけです。
発表まであと数日、こんなティーザー動画を見せられてしまうと発表日が待ち遠してたまらなくなります。
とはいえ日本国内での取り扱いはまだ未定のため、仮に日本でも販売されるとしてもまだまだ先の話、
ひとまず落ち着いて、まずはグローバルでの発表を楽しみに迎えることにしましょう。