MEIZUは4月16日、同社公式ストアの魅族商城（MEIZU Store）にてiPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxの販売を開始しました。
MEIZUが取り扱うiPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxはいずれも中国版であり、Appleの純正品としています。
ストレージは128GB、価格はそれぞれ、8499元(142,000円)と9299元(155,000円)でApple公式ストアと同じ価格です。
もちろん、MEIZU社とApple社には何の関係もなく、MEIZUがどのようにiPhoneを仕入れたのか。そもそもAppleは許可を出したのか。不明。
MEIZUは3月に、Flyme 9を搭載した「MEIZU 18」および「MEIZU 18 Pro」にて広告0、プッシュ通知0、サードパーティー製のプリインストールアプリ0の「三零手机（3つの0のスマートフォン）」を実現したことを発表しました。
広告をなくし安全なスマートフォンであることを前面の押し出したマーケティング活動を行っており、この一環として同じく広告のないiOS端末「iPhone 12 Pro」および「iPhone 12 Pro Max」を同社製品と一緒に取り扱うことで、Appleの知名度を借りながら話題に巻き起こし「MEIZU 18」および「MEIZU 18 Pro」を多くの人に知ってもらう機会を作ることが狙いだと推測できます。
“安全なスマートフォン”に関するクイズが出題され、全問正解者の中から抽選が行われ、当選者はiPhone 12 Proを4399元(約73,500円)、iPhone 12 Pro Maxを4999元(約83,500円)で購入することができます。
Apple公式ストアと同じ価格では、わざわざMEIZUで購入する人はいないでしょうが、半額となるキャンペーンを行っていれば多くの人が半額での購入権利を求めてMEIZUのクイズに参加することでしょう。
中国でも話題になっており、賛否両論ありますが、MEIZUのことを知ってもらうという意味では同社の狙い通りかもしれません。
ちなみに、Apple中国は今のところ黙認。
