連日、画面下インカメラ搭載の”噂”について報じてきましたがついに公式による確定情報が発表されました。
2020年6月8日、中国のOLED企業Visionox社(維信諾)は、画面下インカメラを実現する(InV see™)OLEDディスプレイの発表と大量生産を開始したことを正式に明らかにしました。
Visionox社の発表によると、このソリューションは今までにない新しい駆動回路とピクセル構造を開発、最適化し、透明性の高い新しい材料を採用することでディスプレイ解像度とディスプレイの光透過率の間の最良のバランスを保っているとのこと。
今までのディスプレイの光透過率では、ディスプレイ直下のカメラに十分な光量が与えられず、画質に深刻な影響を及ぼし、
ディスプレイの光透過率を上げるためにはピクセル数を少なくしなければならず、結果としてディスプレイの解像度は低くなるジレンマのような問題がありました。
つまり、Visionox社は独自の技術で上記の問題を解決し、光透過率を高めつつも解像度を保つことが可能だと言うのです。
また、Visionox社は同社のハードウェア技術と、スマホメーカーの持つインカメラのソフトウェアアルゴリズムの最適化を行うことで、セルフィーやビデオ通話での明るさや鮮明さの問題も大幅に改善できるとのこと。
Samsungが開発を一歩リードしているとの報道もありましたが、突然の中国Visionox社の発表に非常に驚きました。
水滴ノッチ、M字ノッチ、ポップアップ、パンチホールと画面占有率を高める様々なソリューションがこれまで採用されてきましたが、画面下インカメラこそ究極かつ最終のソリューションなのではないでしょうか。
ようやく、現実となり得る画面下カメラ!非常にワクワクします。
現時点では、どのメーカーが真っ先に製品化するか明らかにされていません。
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