フロントカメラのノッチ。
ポップアップするフロントカメラ。
スライド式フロントカメラ。
パンチホールフロントカメラ。
スマートフォンの画面占有率を上げるために、メーカー各社は様々なアイディアを出し、それを搭載したスマートフォンを発売しています。
しかし、これらの方法は本命ではありません。
大本命は、In-display camera。
ズバリ、フロントカメラを内蔵したディスプレイのことです。
この技術を実用化すべく、メーカー各社は企業努力を続けています。
それでは、本題に入りましょう。
今回のメインは要するに、
インカメラ内蔵のディスプレイの実用化は来年になりそうだ、
ということです。
この情報のリーカーによると、「QualcommのSnapdragon 875を搭載する端末の一部は、画面にフロントカメラが内蔵される」とのこと。
例年SnapdragonのフラッグシップSoCである800番台は年末(12月ごろ)に発表されていることを考えると、
早くても今年末、遅くても来年3月ごろには,フロントカメラ内蔵ディスプレイを採用したスマートフォンが発売されるのではないでしょうか?
さらにリーカーは、「この端末は最も高い位置付けのフラッグシップスマートフォンには属さない」ともコメント。
この発言は直接的ではなく、様々な解釈ができてしまうので、リーカーの真意を汲み取るのは困難です。
推測するとすれば、「Samsung Galaxy FoldやXiaomi Mi MIX Aiphaのような、何十万円もするほど高価なものではない 」といったところでしょうか。
確かにカメラ内蔵ディスプレイのスマートフォンでも、20万円を超えるようではヒットは狙えませんからね。
いくら技術が魅力的でも、ユーザーに手に届く価格でなければ普及は難しいものです。
XiaomiやOppoはすでにIn-display cameraのコンセプトを公開していますが、その実用化には難航しているようです。
なんでも、今のスマートフォンのディスプレイの光透過率では、ディスプレイ直下のカメラに十分な光量が与えられず、画質に深刻な影響を及ぼす、とのこと。
ではディスプレイの光透過率を下げれば良いのでは、と一瞬考えますが、理屈はそんなに単純ではありません。
ディスプレイの光透過率を上げるためにはピクセル数を少なくしなければならず、結果としてディスプレイの解像度は悪くなります。
要するに、今の技術では、カメラ内蔵ディスプレイはカメラの画質と画面解像度がトレードオフなのです。
これを解決する新しい方法は、果たして編み出されているのでしょうか?
2020年度のフラグシップ機は良くも悪くも昨年と代わり映えのしないものでした。2021年度のフラグシップ機は期待できそうですね。
~追記~
ついに公式による確定情報が発表されました。
下記の記事をご覧ください。
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