HUAWEIは、米国商務省によりエンティティリストに掲載されているため特別なライセンスを取得しない限り米国企業と取引をすることができません。
そのため、先日発表されたP40シリーズにはGoogleサービスが搭載されていません。
しかし、「HUAWEI P40 Pro」には米国製のパーツが使用されているようです。
米国メディア Financial Timesは、P40 Proの分解を委託し、どの企業のパーツが使用されているかを調査しました。
すると、Qualcomm・Skyworks・Qorvoの3つの米国企業のフロントモジュールとアンテナが搭載されていることが分かりました。
Qualcommは、HUAWEIと取引を行うためのライセンスを米国商務省から取得しているため、驚くことはありません。
しかし、SkyworksとQorvoがライセンスを取得したかどうかは今まで報じられていませんでした。
HUAWEIとSkyworks・Qorvoが米国商務省のライセンスなしに秘密裏で取引を行うことは考えにくいので、 正式なライセンスを取得しているという見方が強いです。(ライセンスなしだったら大問題です。)
結局のところ、複数の米国企業がHUAWEIと取引ができている事実があります。もはやエンティティリストの存在が形骸化しているのではないかと感じてしまいます。
少しでも早くこの問題が解決し、Googleサービスが搭載されることを消費者として願うばかりです。
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