腾讯(テンセント)の調査機関「企鹅智库(ペンギンインテリジェンス)」は、「2020-2021スマートフォン消費動向と顧客ロイヤリティに関するレポート」を公開しました。
中国市場での調査であり、日本市場とは性質が異なりますが、興味深いデータが明らかになったので紹介します。
レポートによると、スマートフォンの買い替えサイクルは、32.7%が2年以内、72.7%が3年以内に行っており、全体で90.1%が少なくとも4年目までに買い替えを行っている模様。
また、スマートフォンの平均購入予算は約3,182元(約50,000円)
約50%のユーザーがミドルレンジを選択し、ハイエンドモデルは37.4%、エントリーモデルは13.3%のユーザーが選択しています。
ブランドごとの顧客ロイヤリティ(企業への信頼や愛着)は、HUAWEIが73.3%と最も高く、昨年から10ポイント以上も評価を上げています。
つまり、現在HUAWEIのスマートフォンを使用しているユーザーは、次にスマートフォンを購入する際も、同じブランドを選択する可能性が最も高いということになります。
また、興味深いことにApple(iPhone)を使用しているユーザーの内 33.7%が次にスマートフォンを購入する際に、HUAWEI端末を選択する模様。
同様に、Xiaomi→HUAWEIが30.2%、OPPO→HUAWEIが31.1%、Honor→HUAWEIが44.7%、vivo→HUAWEIが21.6%と多くのユーザーがHUAWEI端末への乗り換えを選択するようです。
そして、スマートフォンを購入する際に、どのメーカーのスマートフォンから優先的に検討するかの調査では、HUAWEIが77.3%と圧倒的な支持を得ています。
次に、Appleの29.2%、Xiaomiの28.5%、OPPOの20.9%、vivoの18.1%と続いています。
ちなみに、Samsungは4.3%、OnePlusは3.8%、SONYは1.1%と比較的低い値となっています。
日本市場ではiPhoneが非常に人気ですが、中国市場ではHUAWEIの圧倒的な人気が伺えます。
source(1)(2)