HUAWEIのフラグシップ機として数カ月後に発表を控えるHUAWEI Mate 40シリーズですが、中国市場ではKirinが搭載され、国際市場ではKirin以外のSoCが搭載される可能性が浮上しました。
HUAWEIおよびHonorを中心に実績のあるリーカー Teme氏は、Mateシリーズの売上台数は例年1000万台を超えますが、現在HUAWEIが調達できているKirinは800万個しかない。
そのため、Kirinは中国市場でのみ搭載されると述べています。
同じく有名リーカーのMax Weinbach氏は、どのSoCを採用しますか?Qualcommは米国を拠点としているため、Snapdragonは使用できない。MediaTekかExynosですか?と質問
これに対してTeme氏は、Exynosを製造するSamsungは韓国のため、アメリカが脅せばHUAWEIとの取引を停止することができる。QualcommがHUAWEIと取引を行う場合は、米国商務省のライセンスが必要となるためMediaTekのSoCが採用される可能性が極めて高いと主張しています。
このリーク情報を正しいと仮定し、現時点の外的要因を考慮するとMediaTekの”Dimensity 1000+”を搭載するのが最も妥当と言えるでしょう。
Dimensity 1000+は、Dimensity 1000のオーバークロック版で7nmプロセスで製造される最大周波数2.6GHzのSoCであり、Antutuスコアは約53万点を記録しています。
このように市場ごとに搭載SoCを変更する例と言えばSamsung
韓国市場ではExynosが搭載されていますが、日本市場をはじめ国際市場ではSnapdragonを搭載。
同じモデルでも性能が違う!と言った批判もありますが、長年この体制を維持してきました。
完全子会社Hisilicon製造のKirinだからこそのハードウェアとソフトウェアのチューニング(バッテリーの省電力性やAIによる画像処理でのカメラ性能の高さ)に魅力を感じていた方には残念なリーク情報です。
確定情報を待ちたいところです。