10月30日、HUAWEI Mate 40シリーズに中国人民銀行が開発を進めているデジタル人民元(中央銀行デジタル通貨/CBDC/DCEP)のハードウェアウォレットを搭載することが明らかになりました。
HUAWEIのコンシューマビジネスグループCEOのChengdong Yu氏は、「Mate 40がデジタル人民元のハードウェアウォレットを搭載した初のスマートフォンである。この機能は、モバイル分野においてデジタル人民元を普及させるための重要なステップである。」と語りました。
同社公式Weiboの投稿によると、このウォレットはハードウェアレベルのセキュリティと管理可能な匿名性、オフライン送金での送金に対応するとのこと。
デジタル人民元の報道に伴い、HUAWEIが中国人民銀行とデジタル人民元の開発に取り組んでいるとの噂がありましたが、今回の発表で裏付けされた形となります。
なお、HUAWEI Mate 40シリーズは10月22日にヨーロッパで発表、30日に中国で発表しています。
ヨーロッパ発表会では、デジタル人民元のハードウェアウォレットを搭載する点については触れていなかったため中国版のみの搭載になると見込まれます。