HUAWEIのサブブランドであるHonorは、2019年にKirin 810を搭載した「Honor 9X」と「Honor 9X Pro」を発売しています。
Honor 9XはKirin 810を搭載しながらも価格は約2万円の安さで国内外を問わず人気の端末となりました。
その後継機種である「Honor X10」と「Honor X10 Pro」の仕様と価格がリークされました。
なお、Honor X10シリーズは5月20に正式発表される予定です。
上記のスペックシートは、デジタルブロガーであるReally阿森君氏によってWeiboに投稿されました。
スペックシートを確認すると、2台の端末のディスプレイ、SoC、バッテリー容量など、いくつかの共通点が確認できます。
Honor X10の仕様と価格
Honor X10は2400×1080の解像度と90Hzのリフレッシュレートに対応しているようです。(前モデルのHonor 9Xは60Hzのリフレッシュレートに対応)Socには4月に発表されたばかりの5G通信に対応した、Kirin 820を搭載するようです。
また、6GBのRAMと128GBのROMを搭載しているとされています。
カメラは4000万画素(メイン)+800万画素(超広角)+200万画素(深度)のトリプルカメラを搭載するようで、前モデルのHonor 9Xよりカメラのレンズ数が1つ増えています。(Honor 9Xでは4200万画素(メイン)+200万画素(深度)のカメラ構成)
Honor X10は、4200mAhのバッテリーを搭載し、22.5Wの急速充電に対応する予定で、前モデルよりバッテリー容量は200mAh増加しています。また、Honor 9Xでは10Wの急速充電しかサポートしていなかったですが、今回は22.5Wと2倍以上の充電規格となっています。
情報によると、NFCの搭載はないようですが、3.5mmのイヤホン端子と、USB Type-Cのポートを備えています。この点はHonor 9Xと同じです。
価格は64GBのROMを搭載したモデルが1799元(約2.7万円)で、128GBのROMを搭載したモデルが1999元(約3.1万円)で発売されると考えられており、Honor 9Xよりも価格が5千円程度高くなっています。
Honor X10 Proの仕様と価格
Honor X10 Proの画面解像度とリフレッシュレートはHonor X10と同じ90Hzであるとされており、SoCも同じくKirin 820を搭載します。RAMとROMの容量では、8GB+128GB、256GBのバージョンがあるようです。
さらにProモデルではHUAWEI Mate 30と同じグラフェン冷却システムが採用されています。
カメラは4000万画素(メイン)+800万画素(超広角)+200万画素(深度)+200万画素のクアッドカメラを搭載するようで、前モデルのHonor 9X Proよりカメラのレンズ数が1つ増えています。(Honor 9X Proでは4800万画素(メイン)+800万画素(超広角)+200万画素(深度)のカメラ構成)
充電規格やバッテリー容量などはHonor X10と同じですが、ProモデルではNFCにも対応するようです。
Honor X10 Proの最低価格は2399元(約3.7万円)となっており、こちらも前モデルより、約5千円ほど価格が高くなると考えられています。
さらにWeiboに投稿されている画像から、今回もHonor 9Xに引き続きポップアップカメラを採用したモデルとなっており、フルスクリーンディスプレイであることが確認できます。
Honor X10シリーズは5月20日に発表される予定です。
どちらのモデルも、前モデルと比べて5千円程度価格が上昇しているものの、90Hzのリフレッシュレートに対応していたり、充電規格やバッテリー容量などのスペックが向上しており、Honor 9Xのようにコスパの高い端末であると言えそうです。
ただ、ポップアップカメラを搭載した端末は、本体の厚みが増し、重量も重たくなる傾向にあります。
前モデルのHonor 9Xでは、本体の厚みが8.8mmと厚く、重量も206gでした。
バッテリー容量が200mAhほど大きくなっており、5G通信にも対応しているため今回のモデルでは、さらに厚みや重量が増えているかもしれません。
また、Honor 9Xシリーズが国内で発売されなかったことや、米国政府の禁輸措置の影響などを考えると国内販売の可能性は今回のモデルでもないと予想できます。
購入希望の方は自己責任で輸入することとなりますが、例え購入できたとしても、Googleサービスに非対応のため、使えるサービスの幅も限られてしまうでしょう。
HUAWEIはHMS(HUAWEI Mobile Service)に力を入れていますが、GMS(Google Mobile Service)と比べると日本で使えるアプリが圧倒的に少なく、HMSだけで利用することは難しいでしょう。
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