HUAWEIは独自のオペレーティングシステムである「Harmony OS」をスマートフォンに導入することに取り組んでいます。
以前、スマートフォンへの導入は2021年中になると伝えられていましたが、最新の情報によるとKirin 9000 5G搭載端末にてHarmony OSが搭載されること可能性が浮上しました。
中国のリーカー 勇気数码君氏がWeiboに投稿した情報によると、Harmony OSを実行する最初のスマートフォンはKirin 9000 5G搭載端末になります。
その後、Kirin 990 5Gなど既に発売済みのスマートフォンにもアップデートによりHarmony OSを導入できるようになるとのことです。
以下、同氏がリークしたHarmony OSを実行できるHUAWEIおよびHonorスマートフォンの搭載SoCとなります。
Harmony OSは、段階的に配信され最終的にはKirin 710などの2年前に発表されたスマートフォンも対象になるとのこと。
最初の配信 | Kirin 9000 5G |
2回目の配信 | Kirin 990 5G |
3回目の配信 | Kirin 990 4G(一部) Kirin 985 Kirin 820(一部) |
4回目の配信 | Kirin 980 Kirin 990 4G(一部) Kirin 820(一部) |
最後の配信 | Kirin 810 Kirin 710(一部) |
表では搭載SoCで分けられていますが、最初にHarmony OSが実行されるスマートフォンはKirin 9000 5Gが搭載されるHUAWEI Mate 40シリーズ
次に、Kirin 900 5Gを搭載するHUAWEI P40、P40 Pro、P40 Pro+やHUAWEI Mate 30 Pro 5Gへと段階的に更新プロセスが行われるようです。
興味深いことに、日本国内でも馴染みのあるHUAWEI P30、P30 Pro、Mate 20 ProはKirin 980搭載でHUAWEI P30 liteはKirin 710搭載であり、搭載SoC的にはアップデートの対象となります。
国内キャリア版のHUAWEI端末にHarmony OSへのアップデートが配信される可能性は低いですが、海外版の過去機種でもHarmony OSが利用できるようになるかもしれません。
上記のアップデートリストは、リーク情報に過ぎませんがHUAWEIは9月に開催されたHDC 2020にてEMUI 11を実行する既存のスマートフォンが将来的にHarmony OSへのOSレベルのアップデートを行うことを明言しています。