Qualcomm社のSnapdragonを搭載するHUAWEI端末が2020年内にも発表される可能性があるようです。
先日、米メディアReutersは、米国政府がQualcommにHUAWEIへの4Gスマートフォン向けチップを出荷するためのライセンスを付与したと報じました。
米政府からの制裁によりKirinを生産できないHUAWEIは2021年以降のスマートフォン製造が危ぶまれていましたが、このライセンス付与によりSnapdragonを搭載してのHUAWEI端末を製造できるようになる見込みです。
米Reutersの報道から数日後、リーカーのArsenal氏はWeiboにて「HUAWEI Enjoy 20e」にSnapdragon 460が搭載されると投稿しました。
HUAWEIは、Enjoy 20シリーズとしてこれまで、Dimensity 720搭載の「HUAWEI Enjoy 20」、Dimensity 800搭載の「HUAWEI Enjoy 20 Pro」、Dimensity 820搭載の「HUAWEI Enjoy 20 Plus」を発表しています。
※3機種とも5G対応
そして、新たに同シリーズの最廉価モデルとして4G通信のみ対応するSnapdragon 460搭載の「HUAWEI Enjoy 20e」を年内にも発表する見込みです。
その他のスペックは、HD+ディスプレイ、メモリ4/6GB、ストレージ128GB、5000mAh、10W急速充電、価格は4GB版が1199元(約18,900円)、6GB版が1399元(約22,100円)になるとのこと。
今回はミドルレンジの中でもスペックを抑えたSnapdragon 460の搭載となりそうですが、今後ミドルレンジ上位帯のSnapdragon 720Gなどの採用もあるかもしれません。
HONORブランドではhonor 6C、7C、8C、HUAWEIブランドではnova、nova PlusなどでQualcomm製チップの採用例がありますが、同社は久しくSnapdragonを採用していませんでした。