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【マスク外交】中国政府、マスク寄付の見返りにHUAWEIの5G採用を要求の真偽

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https://twitter.com/ezralevant/status/1246625950789447681
2020年4月5日、Twitterにて物議を醸した動画が拡散されました。
内容は、「中国政府がフランスへマスクを10億枚寄付する。ただし、その見返りとして5G設備にHUAWEIを採用してもらう。」というもので1.5万リツート以上されています。

確かに、この内容だけですと中国政府やHUAWEIが批判されてもおかしくありません。しかし、この情報は本当なのか?という疑問も生じます。
そのため、今回は真偽について深堀りしていきます。

フランスの主張

事の発端
テネシー州の共和党議員である、マーク・グリーン議員が「中国政府は、フランスが5G設備にHUAWEIを採用した場合のみ、10億枚のマスクを寄付すると発表した。」と米フォックス・ニュースの電話取材にて語りました。
しかし、米国フランス大使館は公式Twitterにてグリーン議員の主張のような事実はないと声明を発表しています。
「マクロン大統領と習近平国家主席との最近の議論で、そのような交換条件は出されていない。」

カナダの主張

また、4月7日 HUAWEIはカナダに100万枚以上のマスク、3万個のゴーグル、5万枚の手袋を寄付しました。
これについても、5G設備にHUAWEIの採用、2018年にカナダのバンクーバーで逮捕されたHUAWEI CFOの孟晩舟氏の釈放を求めたのではないかと報道されています。

しかし、同日行なわれたカナダ首相のトルドー氏の会見にて
ジャーナリストが「中国からの寄付を受け入れると、5Gネットワークの採用やその他問題について見返りを求められると思いませんか?」と尋ねました。
これについて、トルドー首相は「寄付を受け入れたからといって、私たちの決定に影響を与えることはない。」と答えています。

EUの主張

EUの欧州委員(域内市場・産業・デジタル単一市場担当)のティエリー・ブルトン氏は、「HUAWEIによるマスク寄付の背後に動機は見られない。このような連携は世界的なコロナウイルスの流行に取り組む最善の方法である。」と英国ロイターの取材で語っています。

ティエリー・ブルトン氏は、ヨーロッパで3番目の規模を持つITサービス企業「Atos」の会長兼CEOでもあります。
自身の経験から以下のように付け加えています。
「私自身もCEOであり、CEOなら見返りを求めてマスクを寄付することが上手くいかないことを絶対知っている。CEOならば企業が事業を展開する国で社会的責任を果たす義務がある。」

なぜ、このような疑惑が生まれたのか?

中国政府やHUAWEIが、世界各国に5GインフラでHUAWEI製のネットワークを採用すること、カナダ政府に孟晩舟CFOの釈放を求めていることは事実です。
しかし、これらの問題は今に始まったことではなくコロナウイルスが流行する前から議論されていた問題です。

上記のような外交問題が起きている中で、マスクの寄付をすることで外交のカードとして使われることを懸念した一部の議員やメディアが大衆を煽るように先導したことで疑惑が生まれたと推測できます。

現時点では、中国政府が寄付の見返りを求めているとは断言できません。
ただし、今後コロナウイルスが収束した後に、中国政府が外交カードとして使用するかどうかも予測できません。

切り取られた一部の情報のみを鵜呑みにするのは、危険です。

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SIM太郎(中の人)

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SIM太郎 編集長。ロマン溢れるスマホやマニアックな中華端末が好き。 日本最大のスマホコミュニティを作ることとプロゲーマーになることが目標です。最近は自作PCやVRにハマっています。Twitterフォローしてね♪

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