Android OSに代わるOSとしてHUAWEIが開発している独自OS「Harmony OS(鴻蒙OS)」のスマートフォン向けベータ版が12月18日にリリースされる見込みです。
HUAWEIは、2020年9月10日~12日で開催した「Huawei Developer Conference 2020」(HDC 2020)」にてバージョン2.0となる「Harmony OS 2.0」を正式発表。
同イベントにて、ビジネスコンシューマーグループCEOのRichard Yu(リチャード・ユー)氏は、2020年12月に中国の開発者向けに、スマートフォン向けHarmony OSのベータ版を公開すると明言しています。
発表時点のリリーススケジュールは、2020年12月に128KB~128MBのIoTデバイス(スマートTV、ウェアラブル端末、自動車など)、2021年4月に128MB~4GBのデバイス向け、同年10月には4GB以上のデバイス向けに公開する。と明らかにしていました。
しかし、Weiboで活躍する中国著名リーカー”长安数码君”氏によると、スマートフォン向けHarmony OSの開発が非常に順調に進んでおり、計画が前倒しになる可能性があるようです。
同氏によると、Harmony OS 2.0ベータ版は12月18日にリリースされ、2021年1月~2月で一部のスマートフォンを対象にAndroid OSからHarmony OSへのアップデートを実施。
その後、バグの確認、修正など数ヶ月様子を見た上で正式版をリリースするようです。
Harmony OS 2.0の早期アップデートの対象となる端末は、Mate 40シリーズとMatePad Proになると見られています。
ただ、OSレベルでのアップデートとなるため、予想外のバグも多数報告されることでしょう。
バグの多さや重大性によっては、正式版がリリースが延期される可能性も十分あり得るでしょう。
また、既に発売済みのAndroid OSを実行するHUAWEI端末の内、90%以上がHarmony OSへアップデートされると報告されています。