HUAWEIが独自に開発したオペレーティングシステム、”Harmony OS”
2019年に、HUAWEI DEVELOPER CONFERENCE（HDC）2019にバージョン1.0を正式発表し、今年開催予定のHDC 2020にてバージョン2.0を発表する予定です。
このHarmony OSですが、Honor Vision TVなどのスマートTVなどには既に搭載されていますが、Android端末への搭載実績は未だなし。
同社が2020年下半期に発表予定のフラグシップ機 HUAWEI Mate 40シリーズにて初の搭載が期待されていましたが、2020年中の搭載は行われないようです。
2020年8月29日、ヤブリ中国企業家フォーラム夏期サミットが中国 青島にて開催。
中国一流企業家(起業家)を集めたサミットであり、HUAWEIの独自イベントではなかったものの、今回のサミットのテーマが「試練に直面する中国企業」であったことから、制裁を受けているHUAWEIに対して多数の質問が投げかけられていました。
その中で、HUAWEIコンシューマービジネスグループのCEO Richard Yu氏は、今年 同社からHarmony OSを搭載するスマートフォンを発売することはない。来年以降(2021年以降)に搭載される。と正式に明言しました。
言い換えれば、Harmony OSの搭載が噂されていたHUAWEI Mate 40シリーズでの搭載は無し。さらには、2020年中にはリリースができず、スマートフォンへの搭載は2021年以降になるとのことです。
9月10〜12日に予定されているHDC 2020にて発表されるHarmony OS バージョン2.0では、PC・自動車・スマートウェアラブル端末をサポートする予定です。
また、SoCの問題についても気になることでしょう。
これについては回答を濁し、会場の廊下で記者から質問を投げかけられた際にRichard Yu氏は「解決策を模索している。」とだけ簡潔に答えました。
