HUAWEI製スマートフォンで撮影したと謳った写真が、実はデジタル一眼レフカメラで撮影された写真であることが明らかになりました。
問題となっているのは、同社のスマートフォンのカメラ性能をアピールするプロモーション動画で使用された画像です。
写真家のJamie hua氏は、違和感に気付き写真を調査しました。
すると、スマートフォンで撮影した写真ではなく約30万円のデジタル一眼レフカメラ「Nikon D850」で撮影された写真であることが判明。
どうやら、疑惑の写真をHUAWEIに提供した写真家 Su Tie氏がオンライン写真プラットフォーム「500px」に同様の写真をアップしており、写真の説明には「Nikon D850で撮影」と記されていたことから、事実が発覚したようです。
その後、HUAWEIはWeiboにて
「編集者の過失により、同社のスマートフォンで撮影したものであると誤ってマークされました。皆様に心よりお詫び申し上げます。今後は、このような事態の発生を未然に防ぎ、消費者への愛情に応えられるよう、より誠実かつきめ細かく対応していきます。」
と謝罪文を掲載しました。
現在は、プロモーション動画が更新されており「HUAWEI製スマートフォンで撮影された写真」という文言を削除しています。
HUAWEI P40 Proなどで圧倒的なカメラ性能を魅せる同社ですが問題も然り。
2016年には、デジタル一眼レフカメラで撮影した写真を「HUAWEI P9」で撮影した写真であると宣伝して謝罪
2018年には、「HUAWEI Nova 3」のCMで使用された写真もデジタル一眼レフで撮影。この際は、「参考用に過ぎない」とコメントし謝罪は無し。
2019年にも「HUAWEI P30」「HUAWEI P30 Pro」のサンプル画像をWeiboに投稿しましたが、デジタル一眼レフで撮影された写真でした。
この際も、「ティーザーポスターに過ぎず、一部の機能をほのめかす目的で使用している」とコメントし謝罪は無し。
これほどまでに何度も同じ問題が起きると消費者は疑ってしまいますよね。
正々堂々と戦ってもHUAWEIがカメラ性能No.1のスマートフォンメーカーであるという事実は変わりないので、是非とも誤解が生じるマーケティングは控えて欲しいところです。
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