GSMA(GSM アソシエーション)は12月15日(現地時間)、MWC 上海 2021をオフラインのイベントとして開催することを発表しました。
MWC(モバイルワールドコングレス)とは、年に一度開催される世界最大規模の携帯電話展示会と世界中のスマートフォンメーカーや、半導体メーカー、通信キャリアなどのカンファレンスを複合したイベント。
多くのメーカーが、このMWCに合わせて新製品を発表することで世界中から注目されています。
しかし、2020年2月24日から2月27日までスペイン バルセロナで開催予定だったMWC 2020は、COVID-19の影響により中止となりました。
その代替として、MWC バロセロナを2021年6月28日~7月1日に改めて開催することを発表しています。
そして、2021年2月23日~25日に開催予定のMWC 上海 2021も延期されるのではないかと思われていましたが、予定通り開催される模様です。
MWCの主催者であるGSMAは、12月15日(現地時間)にMWC 上海 2021のプレスリリースを公開しました。
イベントは、現地でオフラインにて上海新国際博覧会センターで2021年2月23日~25日にかけて開催されます。
MWC 2021のテーマは「和合共生(Connected Impact)」
基調講演は以下の企業が行うことが発表されています。
- AMPT:Dr Zina Jarrahi Cinker
- 中国移動通信:Yang Jie, Chairman
- 中国電信:Ke Ruiwen, Chairman
- HUAWEI:Ken Hu, Rotating Chairman
- Lenovo:Yang Yuanqing, Chairman & CEO
- Nreal:Xu Chi, Founder & CEO
- ZTE:Xu Ziyang, CEO
また、MWC 上海 2021は、オフラインに加えて、世界中にオンラインでの配信も行う模様です。
イベントには4種類のチケットが販売されており、価格は以下の通り。
既に販売を開始しており、こちらから購入することができます。
- オンラインパス:390元(約6,200円)
- フルエキシビションパス:690元(約11,000円)
- 5Gスマートフォンカンファレンスパス:6,200元(約98,300円)
- VIPパス-6,300元(約99,900円)*割引価格、元の価格は9,000元(約143,000円)
オフライン・オンラインの両方の開催と言えでも、COVID-19が世界的に未だに収束しない中、中国 上海での開催決定は出展企業にとって参加の可否を迫れることが想定できます。
ちなみに、MWC バロセロナ 2020の際は、主催者が開催中止を発表される前にSONYやNTTドコモは出展を中止することを発表しています。
現時点でMWC 上海 2021への出展を発表している日本企業は株式会社 東陽テクニカの1社のみです。
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